繰繰れ!コックリさん 第8話

 うーん、やっぱ腐った人向けかぁ…。
 コックリ女体化をまだ引きずるのかと思ったら、女の子の望むシチュを演出してオチをつけるという、まぁ無難な構成。しかも前回前フリがあったのでオチがモロバレという。しかし、よく考えてみれば、自分はコックリはいつもガミガミ言ってるから(そして狗神が頻繁に女体化することから)ずっと攻めでキャラを作っていたのかと思ったら、おそらく作者は最初っから両受けで作っていたらしい。で、狸はナイスガイで作ってあり、これは確かに女性視点の、こうなんていったらよいか全方位に受け入れられるような努力をしてるのねと感心した。狸は甲斐性は無いが遊び人としておそらく特定の層に支持されるように作ってある。甲斐性の無い女の遊び人が男をときめかせるという逆のパターンはちょっと物語としては成立しないもんな。そういうところ、おそらく原作者は無自覚なんだろうけど、女は交換価値のある「モノ」である*1というのを痛感させられる。
 最后のワンカット映る猫神の気楽さがもうなんともね。こやつが一番幸せそう。

*1:ちなみに男はモノですらなく、消耗品でしかないという