甘城ブリリアントパーク 第1話

 ステージアクターはよくテンション下がらねぇな。
 設定を目にして結構楽しみにしてた作品。ふもっふなのか…と思ったら原作賀東招二。いわゆる建て直しモノだと思うんだけど、今の時代、リファインだのリフォームだのといった夢をどう扱うのか結構期待してる。
 遊園地の従業員をキャストゝ呼ぶのはおそらくネズミーランド発祥だと思うんだけど、これはよく言われている通り、雇うときに夢を見させるためで、いわゆるやりがい搾取の最たるもの。最近はネズミーランドでさえ従業員を非正規労働で安く使い捨てにしてる現状がネットで槍玉にあげられるようになって、いよいよ神話の崩れるときが来たかなと思わなくもない。いっときはネズミーランドのマネジメント方式を企業の社員教育に使うべしなんて風潮があったんだけど、結局若者を騙して安くこき使うための方便だというのがわかったんだろうね。
 まぁそんなこんなで、ヴェテランのラノベ作家も割と社会情勢について題材に取り上げて書こうとしてるのが感慨深い。魔法とかファンタジー要素もどうかとは思うが、それこそ設定はリアリティにして、怪しげな経営コンサルのお題目を実行したら経営再建できましたっていうほうがよっぽどファンタジーなので、その辺バランスが取れていればオッケーかな。