ローゼンメイデン 第10話

 その場にいないドールを選択って。
 いろいろ不自然というか、わざとそういうふうにしてるんだろうけど、意外な展開が目白押し。ジュン(大学生)が、自分が自分に課していた線に気付くって流れは感動的ではあったんだけど、正直その線が彼が認識していた通り乗り越え可能なものだったのか、それとも客観的に理不尽なものだったのかはちょっとなぁ。今、この時点で子供に優しすぎる取り扱いなのと、昔とくらべて(職業的社会の)寛容さが失われているってのが同居してるんで、もちろん若者に対しての指針にもなるが、ヘタすると社会的ミスリードにもなりかねない。そのへん社会的メッセージとしては難しい世の中になっているのかな。
 あとジュン(大学生)が扉を見つけるのに、音楽で解決!ってのがよくわかんなかった。近くまできて、そこからひと悶着させるのは尺的にも無駄なので、お助けキャラとしての側面が大きかったのかも。しかし、ジュンの社会的な問題はこれで解決したのかな?。残り時間ドール達の処理で手一杯のような気もするけど、まぁ昔のことはジュン(中学生)で語り尽くされているともいえるし。