昔にルアーがあったはずが無かろうに。
ハルと愉快な仲間たち再集結の巻。うーん、なんか難しいねぇ。封鎖線の突破とかた易くできるもんじゃなし、主人公集団が自由に動き回れるほど現代の治安維持機構は甘くはないんだが、リアリティを増すために巧緻を尽くしてなんかいられないわな。こういうのはスピード感が重要だし、そうなると陳腐になるのは承知の上で物語を進めるしかない。せっかくのハルとユキの感動の再会やポエム絶叫シーンもそういう背景の中でやっちゃうと、言いたいことはわかるんだがどうにも無理があるというか。物語の枠組み部分がしっかりしているだけに、泣かされながらも、冷静に「こゝで泣いちゃっていゝのか？」という自分もいて、なんかもったいない。かといってこういうシーンを省略するわけにもいかずで、なんともな。
しかし、自分の時代だとウルトラマンの登場以前に怪獣にやられる警察や自衛隊の役をちゃんとダック艦隊がつとめていたわな。これやっちゃわないと立ち向かう相手を視聴者が敵認定しにくいので、やっとかなくちゃということなんだけど、これまたフォーマット通りというか。どっちにしろ次回以降にクライマックスとハルとの別れ（転結の部分）が来るのでぼんやりとはしていられないハズ。
