ついに最新刊?まで読み終わる。

 人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫)
 人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)
 人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)
 人類は衰退しました 6 (ガガガ文庫)
 ようやく6巻分読了した。笑えるところも泣きそうになるところもあるんだが、正直言うと平坦な印象。もうちょっと突き抜けたところが欲しいかな。原作者はゲームのシナリオライターもやってるっぽいので、そちらに吸われているような気がしないでもない。①〜④までがほゞ半年で刊行、その後⑤、⑥と一年おきで、その流れだともう⑦が出てないといけないタイミングなんだが、昨年だったか今年だったか、挿絵画家の降板騒ぎもあって遅れてるんだか出す余裕が無いのか、まぁアニメ化は決まったけれど…って感じかな。どうもアニメ化に合わせて⑦が7月には出るようだ。
 前述の突き抜けて欲しいってのも、この作品のノリが、人間の我欲を表出させるより、妖精さんたちの価値観を提示してカドを取るってものだけに、無理な願望のような気もするが。さすが⑤巻が出るまでに一年経っているだけに、毛色が①〜④と⑤⑥では違っていて、⑤のAパートは原作者も書きたかったことなんだろうけど、それ以降は悪ノリって感じでどうも違和感があった。人類がなぜ衰退したのか、で妖精さんたちがなぜ隆盛を極めることになったのかという理由は原作者の頭の中にあるようなので、それが少しずつ表出されると嬉しいんだが、もう飽きちゃったのかね?。小出しにするのは構わないんだが、情熱が残っているうちに〆て欲しい気がするな。