Working`!! 第13話

 フツーって言うな!って言わないんだな。
 ちょこちょこ顔出ししていた松本麻耶に台詞が!。うーん、なんで今頃なんだろうか?。原作ではどうなんだろう。まぁフツーの人を絡ませたところで、ヘンに会話がとぎれたりしそうなので、意図的に外したと見るべきか?。そういやOPで「常識人になりましょう」とか言ってるわけで、この作品ってのは「ヤバい人」達が生き生きと働ける場所ではあるのだ。ちょっと一癖も二癖もあるキャラが濃密な会話をするところに魅力があるわけで、何で水で薄めるようなことをするか?ってことにはなるわな。でもまぁフツーの人はツッコみ係としての役割はあるわけで、そこらへんどうにでもなりそう。
 総評なんだが、最終回のぽぷらのやめるやめない騒動のどうでもよさを見るだけでも、イヴェントにそんなに意味はなくって、コミュニケーションの可笑しさを楽しむものとしては秀逸だった。第1期がイヴェントとしての小鳥遊と伊波の接近の様子がやけに高揚していたゞけに、ついついあぁいうのを求めてしまうんだが、基本サザエさんと同じ構造でかまわないとは思う。面白みというよりは楽しさを味わうものなんだと思う。
 第1期で自分が瞠目した「理想の職場」的論点は今期はあまり感じられなかった。が、独特のキャラが職場で戯れながらも生き生きと働く姿を一度見てしまえばあとはわざわざ念入りに提示しなくても…というより、そういうのを繰り返してしまうとクドくなる。一度提示して視聴者に前提を認知させてしまえばあとは必要ないってことなんだろう。いや、なんつーか、目標を達成したらさらに高い目標を立てさせられるという現実のいや〜な職場にありそうな願いを視聴者がこの作品に突きつける必要もないだろう。時々「こんなことがあったら楽しいよね?」ぐらいに留めておく程度でよいだろう。正直こゝまで言葉を尽くさなくとも、また来たからいつもどおり頼むってなものか。まぁマンネリと言われゝばそうかもしれないが、自分はこの雰囲気に浸っていれば満足ってスタンスを取りたい。飽きたら飽きたときのことだよな。おもろ。