まぁ今日も喫茶店に行って漫画雑誌チェックをしたわけなんだが

 そういや週漫Timesの良作連載がガスガス最終回を迎えてなんかしょんぼりだ。脱サラした女子社員が備前焼の窯元に弟子入りする「ハルカの陶」も終わったし、死んだ友人の娘である女子中学生を引き取って生活する「一緒に暮らすための約束をいくつか」も終わったし、就活に失敗した女が神社の神主に拾われて巫女として成長する「かみさま日和」、香港の九龍城をモデルにした人情モノ「タオの城」もめでたく終わった。どの作品も続けようと思えばダラダラ続けることが出来そうな構成なのだが、いちおう物語を閉じる形をとっていたので打ち切り臭はあまりしない。「タオの城」がちょっと初めっから物語のミッションが見え難かったんだけど、どうなんだろうね?。作者にあらかじめ決められたページ数を渡して終了時期はよっぽど人気が出ない限り変わらないという感じのような気もするが。どの作品も大局で見れば主人公が自分探しをしており、いやでもこの就職難の日本の現状をあまりにあらわしていて、こうプレッシャーをかけるでもない、安定した職だのではないにしろ彼らなりになにかを掴んでいく様子なんてのはもうね、今の自分の感性にぴったりで、不定期連載ながらも掲載されていたら飛ばすことなく読んでいた連載群だったのだ。あ、そう考えてみたら主人公がどっちつかずの状態でふらふらしているのを続けてしまうのはまずいと判断していたのかな。彼らに結末をつけさせることで、読者にも不安定な状態が続くことを是と思わないように考慮したとか。
 いや、ホントお気に入りの作品が立て続けに最終回を迎えてしまったのでなんかポカーンだよ。
 あ、マガジン・サンデー・ビッグコミックオリジナルもチェックしたよ。まぁいつも通り。というか加瀬あつしの「ばくだん! 幕末男子」が熱いな。マガジン伝統のヤンキーモノで、下品な香りもするんだが、今のところこれがかなり楽しみになっている。前の連載のゼロセンも悪くはなかったのだが、っつーか、ばくだん!よりもより下品なのになぜか気になってスルーせずにチェックしていたわけなんだが、その前の作品がもっと下品寄りでちょっとこれはなぁと思っていたゞけに、自分内での急上昇振りに驚いている。
 いや、なんかねぇ、ドラマを見ないからなんとも言えないんだけど割と漫画原作のドラマ・アニメって最近多いらしいので、漫画もそうそう馬鹿にしたものでもないんかなと。もしかしたら良質のドラマもあるのかもなんて思ってみたりで、いやそれでもアニメと違って拘束時間が長いのがネックで、あともしかして今も役者ありきの脚本だったりするんかな?と思ってみたりで。鬼平犯科帳あたりで一旦ドラマには目が向いていたのになんで今アニメに注目してしまっているのか自分でもわけわかんないってところだが。