咲-Saki- 第19話

 てっきり四槓子で逆転かと思ったんだけど。
 でもそれじゃぁ衣から直撃にはならんよなと。でも前回の三槓子は、四槓子を出す下地作りになっていたとは思うんだけども。
 で、衣にも友達はいた・できたという構成になってて面白かった。今まで怪物扱いしてきて、最後の最後に人間性を顕わにしてくるとは思わなかったな。それも今回停電までさせるという演出までやってたわけだから、こりゃ怪物龍門渕を倒す清澄という構図はずっと変わらないんだろうなと思ってましたよ。というか、そういう構図を崩すという考えすら頭になかったわけですが。
 今回は風越をある程度クローズアップするために、鶴賀が引き立て役になるという要素が大きかったな。風越のコーチも生徒になにを身につけさせたくてプレッシャーをかけていたのかがわかった。風越のカラーが今の今までセンチメンタリズムだったわけで、そりゃチームを成長させるためにはコーチもセンチメンタリズムに染まってちゃダメだわなと。
 しかし、よく考えてみたら衣が一筒を掴んだときの咲の台詞は、放縦させるためのいわゆるブラフになってて笑えるわな。アレ、衣がアガリにこだわらず一筒を抱えてオリたら咲が数え役満をアガることもなかったわけで。