WHITE ALBUM 第20話

 山本、下の名前すら与えられずに、ポイ。
 冬弥も節操ねぇなぁと、何度書いたことか。こりゃビョーキだよな。それを見て憤慨する彰をたしなめる美咲も、どれだけ冬弥から独立できたのやら、どうも読めないよな。しかし、こりゃ視聴者が冬弥に感情移入させないがための構成だとしか考えられないわな。で、冬弥が酷いヤツか?と言えば、そうでもない。で、女性キャラの魅力を惹きたてる触媒の役割を果たしているのか?といえば、そうでないともそうであるとも言い切れず、なんとも微妙な感じではある。“繋ぐ”役割は果たしているようだが。
 緒方兄がなぜ違う絵を同じと思っていたのか?について、丁寧な説明があったが、これはどうだろ?。才能が枯渇しているってことなんだろうけど、別にベースがなくなったわけでもなく、昔の出来事を覚えてなくったって構わないと思うのだが。いやむしろ一つのモチーフにこだわりすぎると、方向性が硬直化するから、忘れる事は好都合かも。というより、その昔の感動に縋らないと創作出来ないってほどダメになっているってことか?。
 話は確かに動いているようだが、インパクトが強い割にはそんなに心に訴えかけるものはなかったというか。いや、面白くないわけでもないんだが。ただ複雑性というか、こういうノリを楽しみきれずにいる自分がいることはわかるのだが。