君に届け 第12話

 なんだ、真田、丸わかりかよ。
 そして、黒い噂を流したのも胡桃沢らしい。違うとおもったんだがな。しかし、中学のときに、風早に彼女が出来ないよう工作していたという手腕は見事というしか。風早不可侵条約を結ばせるというのも骨が折れるわな。まぁそのかわり、自分も手を出せなくなってしまったわけだが。
 吉田もえらい縁の下の力持ちの能力を発揮してるわな。こういうのがいないと爽子とか吹っ飛んじゃうのでは?。しばらく吉田には男なしで風早と爽子のサポート役をやらされるわけだ。
 しかし、ようやっと恋愛感情というのに気付くってのも爽子ならではなんだろうが、そういうものなのかね?。とりあえず友人関係が多く出来て、風早との仲はその中のひとつという認識だったのだろうか?。自分なんかは中学時点でそういうのの区別がつかないってことの想像がつかないが。
 実は1クールモノだと思っていたので、続きがあるのがビックリ。とりあえず胡桃沢に身を引かせて、爽子と風早の仲の進展は紙媒体でどうぞって流れかと思っていたんだが…。多分告白ってところが一つのクライマックスになると思うんだが、どう間を持たせるのか興味は尽きない。ピュアな二人を取り巻くストーリーとしては舞台がよく整備されているんだけど、昨今の弱肉強食的な風潮の中、よくこういう作品がクローズアップされるよな…と不思議に思いつゝも嬉しかったりはする。草食系男子ってのに憧れる女子がターゲット層なのか?。