ナナエルの見せ場盛りだくさんで心配無用だった。
っつーか、あんまりレイナの戦いってそんなにたいしたことは無かったような。そうはいっても、レイナの持ち味は周囲の力を糾合させる力があるってことだから、こういう結末で納得っちゃぁ納得。キャラの誰もが“悪人ではない”って結末で、なんともおあとがよろしいようで。
総論として、いかにも色物的でありながら、ストーリー自体は時節にも合い、いろいろ考えさせられる部分も多く、しっかりしたものだったように思う。むしろお色気コス程度で、露出は余計なものぐらいに感じた。ゲームブックという性質がどのように現れているのか今一つかみにくいところはあるが、対戦という競争部分と、お互いの協力関係ってのを無難にまとめ、見る人によっては次のステップに繋がるような話運びはまさに今ならではのものではないかと思う。単にキャラの紹介だけに留まらず、ちゃんと噛み合っているところにはつくづく感心した。あんまりこの作品の感想を目にしないんだけど、自分的には良作でした。おもろ+。
