やっぱ麻生内閣も国民資産の海外譲渡で政権の長期化を保証されているのかね?。

 円安傾向が止まりつゝはあるのだが、ここ一ヶ月ほどの為替はちょっとおかしかった。まぁ大体ネット界隈での噂では、10兆円単位の(おそらく総額では数百兆円規模の)為替介入が国民の預かり知らないところでなされていたらしい。
 このまえ麻生が合衆国にご機嫌伺いに行った時にも、基軸通貨としての強いドルの確認をしたというところからも大体わかってくるわな。で、これからそのための対策を…ってんじゃなくて、もう既にカネは合衆国に貢がれてしまっているって仕掛け。
 これは国民資産を使った合衆国の尻拭いってだけではない。円高でこの決算期に決済される経団連関連企業への利益誘導も兼ねている。ちょっと前までは$1が¥90を切っていたわけで、これが今¥97〜¥98になっているから、利益が1割は違ってくる。政府が外国にカネをばら撒いて円安にしといたから、輸出企業様どうか今のうちに決済をすませてしまってくださいってなもんだ。
 で、今日銀があからさまに介入したらハゲタカファンドに刈られたり、良識層に非難されるってなもんで、そうやすやすとは動けないわけだ。で、ドルを買い、アメリカ国債に変えるというその原資は、今のところ年金資産ってのが有力な噂だ。ドルだけじゃなくってポンドも対象だということだ。経団連企業は、自分トコの尻拭いを日本国民にさせるために、自民党にはしたガネ程度の献金で濡れ手に粟。こりゃ美味しいわ。
 で、中川ヨッパライ大臣のおかげで円安って風説が流布されているが、これはネタだろうな。事実彼のヨッパライ会見より前から円安誘導されていたし、そろそろ国民資産の海外流出ってことがバれるから、大臣にスケープゴートになってもらったっぽい。前年10〜12月期の成長率12%減って発表も胡散臭いわな。
 ま、そんなわけで、これからは日本の輸出企業に支払われる円価のために徐々に円高傾向になるっぽい。今回は日本だけが財布代わりになるっていう、日本一人負けの為替対策だが、そうであっても日米欧の協調介入って仕立てになっているから、極度な円高にはならないような気はする。決済が立てこんだ時にちょっとした円高のオーヴァーシュートが生じるかもしれないから、そうなったらピンポイントで海外通販したほうがいいんだろうな。しかし英国の通販では軒並みポンド建ての価格が上がってしまっていて、ちょっとした旨みはなくなってはいるんだよな…。