帰宅したら不在通知が来ていたので、そのまゝ引取りに行った。帰宅して開封。
結構箱も大きいし、本体重量2.5kgってのは意外に重く感じる。
本体画像は他のサイトさんに任せて…。
で、早速AKG K701に繋いで視聴。最初音が出ずヒヤヒヤしたが、なんかの調子で出るようになった。コンデンサに十分蓄電されるまで音が出ないってことなのかな?。
今まで使っていた自作A47アンプとの比較になってしまうのだが、一聴して低音に迫力が出たと思った。あとは楽器の分離がいい。アニソンを集中的に聴いたのだが、ヴォーカルは若干引っ込み気味。しかしどう言ったらいいのか、ちょうどスタジオ録音ではマイクに近づいて歌うスタイルのはずだが、そういうマイクとの距離が詰められている様子を感じた。ライブ会場でヴォーカルが聴衆から離れて歌っているようなアコースティックさは無い。アコースティックな録音をすればそのように聞こえるんじゃないかと思っている。悲しい再現性よのぅ。
しかしよく考えてみれば、今まで使っていた自作A47アンプは、あんまりヴォリュームを挙げるとハムノイズが気になるので、そんなに音量を上げられなかったところが、このPH100では遠慮なく上げることができるって側面も大きいのかな。音が小さければマスクされて聞こえないところが、音量を上げてそれまで隠れていた音だけじゃなくて響き成分なんかも現れて再現性がいいと勘違いしているのかもしれない。そもそもA47アンプのノイズ対策を十分にしてればそんなに変わるものでもないという可能性だって考えられる。他のサイトさんの内部写真を見ると、電源トランスに豪勢なのを使っており、結局低音の量感は電源部の充実によるものなのかも知れず、なんとも判断がつかない。
まぁそうは言っても、実際にコレを購入して音場も広がったし、伴奏もよく聞こえるようになったしで、これで送料込み二万五千円ってのは、コストパフォーマンスがいいとは思う。自作にしたって一万ぐらいはホイホイかゝるわけで、最初っからコレを購入すれば、よっぽどのハイエンド機に買い換えるなら別だが、これで一生過ごしても大抵の人は不満が無いんじゃね?と思う。
もうちょっとエージングをすれば変わってくるかも。あっさり目のK701に、ベースやドラムなどの迫力が加わって、損の無い買い物だったとは思っている。短期間で故障しなけれればだけど。