タイムボカンシリーズ ヤッターマン 最終話 アワテルローの戦いだコロン

 ボヤッキーも来週からボスって、最後の出番という台詞に気づかなきゃ。
 冒頭はこんな生活イヤっていうドロンジョの切実な思い。というか今までそう思っていただろうにな。いよいよ最終回らしくなったかと思ったら、ちょっと詳し目の指令が。で、ゲストストーリーは、武器商人の悪巧みに気づいてすぐ戦争が終わるって、物分り良すぎ。
 しかし、ドクロストーンの正体がああだったって、覚えていなかったなぁ。そして、ドクロストーンが全部集まったおかげでドロンボー一味は解散というか失業。ドロンジョはやけにかっこよく描かれていたな。分かれ道がまた繋がるのは新番組への布石?。Bパートからさすがに最終回らしかった。
 まぁドロンボーも飽きもせず、よくドクロベーに付き合うよな…と思ったら、ちゃんと理由が説明されていた。インチキ商売に騙される消費者もそうだったが、結局人間の欲深さにつけこんだドクロベーの企みにうまく利用されただけってのがね。意外だったのはドクロベーに悪意がほとんど無かったという結論だったこと。
 まぁ確かに全編通じて人間の欲深さは語られていたわな。ヤッターマンの語る正義も薄っぺらいと感じてはいたが、そこには力点が無かったのだろう。時々光るエピソードも、確かに欲深さを超克する要素が含まれていた。
 マンネリズムっていうのも、スタッフは承知の上でつくっていたわけで、あんまり非難する対象にはならないかな。話にも当たり外れがあってなかなか難しいが、子供向けとしてはまぁこんなものかなと。全体的にバカげているけど割と教育的配慮が感じられて意外だった。大人のペーソスも感じられる作り。