この作品の舞台が日本なのだとすると、ケメコの背中のマークは、非核三原則に違反するんだけど。
いやいや、この作品のメインテーマはアヴァンで黒埼@白石涼子が言ってしまっている…というのでいいのかね?。あと次期を作る気マンマンですけど。最終回ということで、携帯電話に依存したダメ人間たちを皮肉的に描写してましたが、まぁ今頃なんですかね?。正体が云々の結末も、まぁありきたりといえばありきたりですがね。偽まるプロらしいといえば、全くその通りの作品。こむずかしく考えても意味ねぇってやつか?。
まぁあんまり本筋に絡んでもしようが無いので、周辺から。まず声優の使い方にひねりが。よく言われる斎藤千和は、確かに登場時にはインパクトがあったんだけど、もともと実力派で売っていた声優だし、慣れてしまえばこのぐらいは彼女にとってはあたりまえぐらいに感じていた。問題はそれ以外の声優。人間臭い戸松遥、ヒロインでない喜多村英梨、ツンデレでない釘宮理恵など、変則的な使い方だった。芸巾を広げる機会を持ったり、出番のあまり無い声優への仕事の割り振りなのかな?と思ったら、これだけ豪華なキャストだと、そう考えるのはあまりにも失礼。もしかして本人たちの希望なのかな?。
あとは画面のキレかな。アクションに結構リソースを割いているなとは思った。でも正直見かけのハッタリが効いてはいるけど、このなんでもアリの作品に意味があるとは思えないんだよな。かといって手を抜いたら凡作になるだけだしどうだろう?。
まぁあといろいろ無いわけでもないんだが、感想書くのに疲れる。ちょっと頭を少しでも冴えさせとかなくちゃなんないのかなと思って酒を飲まずに視聴してたんだけど、確かに密度は濃いものの、意味を考えながら視聴するのはしんどい。回りくどいってんでもないんだけど、行間で鬼ごっこされてもなぁ。台詞の間はちゃんととれているんだけど、思考の間とは微妙にズれている感じがして、ついていけなくなりました。
ただし、多分スタッフがやりたいと思ったことは、かなりやり切ったんじゃないかと思うような作品作り。こういう作品で深く考え込ませるのはNGだろうしな。特に演出面では文句のつけようも無いと思う。そこらへん完成度は夜桜とは対照的ではありますな。まぁ水島努監督と偽まるプロが組めば、だいたいこんな風にまとまるわな…と妙に納得のできる作品ですよ。見かけバカでちょっと忍び込ませるみたいな…。ちょっと意地が悪いわな。うーん、スカッとしない作品が悪い作品というわけでもないんだけど、バカ騒ぎとエロの部分は自分的に合わなかったということで、おもろぐらいかと。