コードギアス 反逆のルルーシュ R2 第24話「ダモクレス の 空」

 え、もしかしてループ落ちじゃないだろうな?。
 次回のラストでどうなるかまだまだわからないのだが、あんまり人が死なないなぁ。きっちり死を描写しなければ、まず生存を疑えですか。前回で言った、ロイドとセシルの位置はどうも予想ハズレっぽいな。
 咲世子の態度からすると、ルルーシュはゼロレクイエム後はいなくなるっぽいな。まぁそのゼロレクイエムにしたって達成するかどうかわかんないけど。生物学的な死でなくても、社会的に抹殺されていればそれでいいわけで、そこら辺含めて次回をお楽しみにといったところなんだろう。シュナイゼルも生かしたことだし、ペンドラゴンで消滅したと思われる皇族はともかく、ブリタニア関係者がルルーシュ亡き後どうなるか考えると、そんなに大きな変革がもたらされるのかな?という気もする。どっちにしろゼロレクイエムについては、準備すら描写されておらず、全くの未知数という描かれ方からして、次回までおとなしく待っているのが吉であろう。
 しかし、シャルル・シュナイゼルルルーシュを、過去・現在・未来と対応させるのはどうかなぁ?。未来は必ずいいものとは限らないというシュナイゼルの言葉には賛成するけどな。子鼠改革だって、日本の約半数がもたらされる未来を支持した結果、日本の経済的立場は期待されたものとは反対だったわけで。もともと特権階級側でオイシイ思いをしようとしてた層はたしかにイイ未来がもたらされたのだと思う。が、指示したB層は未来すら得られず、絶望して命まで失ってしまったのが少なからずいるわけだ。いい思いができた人間だけを残し、いい思いができなかった人間を排除して、それで未来は必ずいいものだというのは、詭弁を通り越していると思う。
 ヘンな話、過去・現在・未来を互いに別のものとして切り離して考えるからオカシナものになるんだと思う。古来いろんな試行錯誤の上に、うまくいったものに対して、勝ち馬に乗った層がやりたい放題やってきたわけで、過去・現在のものでもいいものは残し、悪いものは排除し、付加逆性を排除しつゝ、経験はいつでもひきだせるようにしておくべきだと思う。現在がうまくいっているからといって、固守するのではなく、少しずつ試行錯誤を行って修正するのも悪くない。やってだめならもう一度元に戻るのも重要で、むしろ特権階級が利権を確保するために元に戻る道を遮断するというやり方は許されないと思うんだよ。難しいところだが、科学を否定した中世キリスト教社会が、ルネッサンスという昔への回帰を通じてまた発展したように、過去を振り返ることも一つの前進であったわけで。じゃぁルネッサンス以降科学技術が発展して本当にキリスト教社会は幸せになったのか?、本当に中世キリスト教社会は暗黒の時代だったのか?ということはこの際置いとくとして。
 努力をしないで凄いものを手に入れるという日経インタヴュー記事が、(2)以降止まっているんだが、そろそろ続きが発表されるのかね?。最終回以降になるかもしれないとは思うんだが。で、ルルーシュがその段階にまだとどまっているのか、それとも少しは成長したのか、これもまた読めない。