まぁ残念であるといえば、そうなんだが。

 かのこんGyaOから弾かれた。小学生の人気ナンバーワンアニメとなってしまったらしく、教育的配慮というヤツらしい。GyaO自粛というよりは、ネット配信が全滅らしいので、ちょっとAT-Xまでチェックする気にはならない。お色気を前面に押し出していたからこそ、それ以外のメッセージを読み取ろうという気力が湧いていたので、ちょっと残念ではある。まぁこうやって未練がましくエントリーを挙げるくらいだから、見れなくなってもそんなに困らないとまでは言わない。
 しかし、よくよく考えてみれば全12話のうち、半分放映しての中止なので、残り1話とかというレヴェルではなく、盛大なあのね商法と言われればそうなのかな?という気がする。確かにお色気も楽しみではあったのだが、そんなにエロのヴァリエーションがあったわけでもないので、却ってお色気から脱却できると言う矛盾。
 しかし、携帯電話の小中学生の所持の制限といい、情報統制のような気がしないでもない。携帯電話の制限は確かに強制的にしてしまえば出会い系だのワン切りだの援助交際だの、そして最近流行の学校裏サイトなどの犯罪が激減するとは思う。定額システムが普及するまでは、子供が未熟だからこそ利用料金をかっぱげるから、自民党は今まで生徒が携帯電話を使うのをむしろ奨励していたと考えるべき。ま、教師には法律で縛って制限をかけるくせに、生徒は「お願い」なんだから、ふざけているわな。携帯電話を媒介にする援助交際にしたって、判断力の無い餓鬼にブランド物の購入などの無駄遣いをさせて金を毟り取るシステムなわけで、有害政党の自民党がいまさら有害情報から子供を守れなんてどの口がいっているのかと。
 ま、そういうわけで、制限するならなぜ初めからしない?、むしろ子供に利便性を供与して金が垂れ流しになるのが当たり前になるまで放置していただろう?と考えると空恐ろしい。そりゃ判断力の無い餓鬼が、いろんなことを許してくれる自民党を支持するのはある意味自然だわな。やかましい教師を自民党が率先して苛めてくれるわけだし、子供としてはやりたい放題。ここまで普及してしまったものをどうにかできるものなのか?。制限するのが正しいのか間違っているのかを別にしても。
 というわけで、「かのこん」にしたって、そういう意図を感じなくも無い。ここまで見せておいて続きを見たい人間は金を払ってまで見るだろうし、それがまして判断力の無い子供であれば抑制は効かないだろう。さらに教育力の無い保護者が歯止めになるわけでもなし。悪意ってほどでも無いけど、なんか商売人のにおいを感じるんだよな。まぁ今まで便利に見せてもらってて言うのもなんだけど、さすがに視聴手段がここまで制限されてしまうとまでは予想できなかったので、ちょっと騙された気分である。製作元ではあらすじまで見れるので、エロ抜きであっても、お預けを食らったようなばつの悪さを感じた。