マクロスFRONTIER 第8話「ハイスクール・クイーン」

 帰れなくなったわけね。
 一戦終えた後のささやかなドタバタな日常編。シェリルは威張っていても嫌味が無いのね。あれだけ毒づいて、あと腐れなく話題をころっと変えられるなんて実在の女には希少な存在だな。まぁストレス無く視聴できるのはありがたい。
 別に新奇さを求めていたわけでもないんだけど、物語として平凡になってきたな。ある意味安心できるといえばそうなんだが。でもこのまゝ見続ける意義も薄れてくるわな。今回絵が微妙だったものゝ、かといって気になったわけでもなく、歌もいい意味で聴けるし、ストレスの無い話運び、ちょっと躍動感のある演出など、いいところはいっぱいあるんだけど、よく出来たフツーのお話になってしまっているというか。ま、視聴者として贅沢言ってるんだとは思いますが。
 気になったのはランカというか、芸能人のあり方。ドサまわりというか着ぐるみ着てのキャンペーンなんだが、ああいうのは通行人の反応がないと自分の芸の無さに落胆するものなのか?。そうだとすると、宣伝として不謹慎とも思うし、かといって商品に思い入れを持って、商品の売れ行きに一喜一憂するのもなんか違うような気もするんだがな。商品をアピールするのか自分をアピールするのかという二者択一で考えるのがいけないんだろうけど。ま、どうせにゃならんってことを言いたいわけではなくって、ちょっと一般的論点から言って気になったので。なんか難しい距離感だよな。徳川さんが達観していてうらやましいというか。