アタックNo.1 第10話 忍び寄る陰謀

 なんだかなぁ。スパイですか。
 こういう少年少女向きのものでは、主人公達にはじめっからスマートなやり方で成功させず、むしろ失敗させながら視聴者に考えさせるという構成をとるというのは頭に置いておこう。で、いきなり内部からの密告者ですか。まさか泉が相手チームにウソの情報を与えて混乱なんて考えられないもんな。
 しかし、監督としての助言とかむちゃくちゃだわな。実力者をいきなり試合から外すってのもあんまり褒められたものでもないような気がする。コーチ就任までの熱い思いが空回りしているっぽい。でもあのコーチの指示に返事する生徒の真剣な顔が結構清々しいんだよな。
 ちょっと作画が間に合ってないのかな。セル画が浮いてしまって、背景の空に木の影が映ってしまっているところに時代のおおらかさを感じる。