ながされて藍蘭島 第24話「流れついて、瓶詰」

 綱が切れた時に、見えたかのように思わせる微妙さ。
 行人とすずの新婚夫婦っぷりから一転いつものドタバタに。妹からの手紙を読むときの訝しがりようがなんとも面白かった。っつーか、あの時点では、行人の島脱出作戦は失敗に終わり、妹が島に流れ着いて新キャラとして物語は続く…という展開を予想したのだがどうだろう?。まぁ妹の活躍はこれからだ!と打ち切り同然のエンディングになってしまうわけですが。
 凧の挑戦までは行人も我を忘れるほど必死だったようだが、それ以降あんまり真剣さが感じられず、周囲が勝手に盛り上がっているだけのような気がした。なんか行人は流されるまゝという見かけ。すず以外のサブヒロインたちが悪ノリの酷い敵キャラに変身していたので、ありきたりのお涙頂戴ではなさそうという雰囲気なんですが。それともギャグ?。そういう演出意図なのか、演出に失敗しているだけなのかちょっとわかんなかったですね。
 冷静に考えたら、設定からして島から出られるはずも無いだろうとは思うので、行人も不可能を悟ってあきらめていたのかもという可能性もアリではあるんだよな。どっちにしろギャグは絡めてくるんで、違和感を感じたという程度ではあります。
 やっぱりすずを中心に据えた物語として見ると、切なさ炸裂です、こんないい娘まず見ないよね。あぁ、行人がいざ島を出るという瞬間に、すずが縋り付いてでもついていく*1とか見たくて堪らないんですが。

*1:行人が一緒に行こうとすずを誘って、すずが島を捨てられなくて悩むというのも見たいが、それも無いだろう。