で、アニ感も飽き気味ではある。

 まぁ今になって足元を見てみると、週に20本もの作品を視聴していて、ではその数に見合っただけの新しい視点が得られているか?と考えると、そうでもない。もちろんすべての作品をしゃぶり尽くす必要もないし、そういう気力も余裕もないわけなんだが、視聴本数を減らそうかと思っているかといえば、これまたそうでもない。
 何本も見ているとメッセージ性といったって、微妙な違いはあるもののヴァリエーションとしてそんなに多くも無いなと感じてきている。まぁ所詮娯楽と割り切ってしまえばいいわけではあるが、そういう楽しみかたってのも悪くはないが芸も無い。また真剣味が薄すぎても飽きは早いってとこなんじゃないかと思っている。
 このサイトの開始のきっかけになったhttp://d.hatena.ne.jp/amagami/さんトコも更新が途絶えてから、もう早1年が来る。自分も高校あたりからずっと遠ざかっていたアニメ視聴を、おじさんというような歳になってから再開して、目移りするまゝにその時感じたモノ珍しさを書き殴っていたわけなんだが、行間を読む力がついたとはとても言えないながら落ち着いては来た。
 で、ある程度ヴァリエーションがわかってくると、似たような感じを受ける作品は、かわり映えのしない感想になってしまって、果たしてそういうものをうだうだと垂れ流すのもなんだかなぁと思い始めている。感想対象作品を減らしているのもその一環ではある。感想を書くためにちょっとした差異を見逃さないような視聴方法をとるってのも疲れるし、実際に物語に流されて見てしまっている。そのなかで自分なりに新しい発見をしたと思えるときもあるし、しかしそういうのが無くったって感想を書く時には困るが、それで問題があるとも思えないことが多くなってきている。
 これから全話感想もなくしていくんだろうなとぼんやり考えながらも、なかなかhttp://members.jcom.home.ne.jp/yamamoto.hp/index.htmさんのように簡潔にキャッチーなエントリーを書いて報告を終えることも出来ないなぁとうらやましく思ってみたり。アニメ視聴に飽きているわけでもないんだよな。数が多くて振り回されている感じはするけど、しんどいというほどでもないし…。