ロミオ×ジュリエット 第11話「誓い 〜朝陽の祝福〜」

 渾身の一撃。
 画面や音楽など、力の入れ方が違っていたような気がします。二人の幸せなひとときで一話全部を使ってしまったわけで、若さゆえの将来の不安感などもかっちり描写。
 気になったのは二人の婚礼の場面。たしか原作ではちゃんと神父が立ち会って結婚したはずだが、地の果ての教会とはいえ、なぜ立会人を入れなかったのか不思議に思う。これだと証人がいないわけで、二人が夫婦と言い張ってもそれは幼い二人の戯れのことととられてしまうわけで、もしかすると公式に結婚していないってことを物語上あとから生かすのかもしれませんが…。
 次回予告だとジュリエットが髪をくくっているわけで、記号的には妻ということをあらわしているんですよね?。このまゝ二人が俗世を離れて幸せに暮らしました…以上でもいいんですが、それだとお話にならないので、また激動の日々に戻ってくるんでしょう。アイリス咲き誇る教会ってキャピュレットの遺跡だとおもうんですが、終わりのほうでちょっと現れたキャラも含めてどう絡んできますことやら。