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日経7・20 経済欄

 シムーンの月間!アフレコ通信を見ていたら、続きでウィッチブレイド特設番組を見てしまった。正直アフレコ通信のほうはたいしたことが無かったが、ウィッチブレイドのほうは結構気合が入っていて見ごたえはありました。声優がこの作品ではどんな心構えで演技しているのかとか、中盤までの番組紹介がテンポ良く入っておりました。気になったというかメモしておきたいことが数点。
 ウィッチブレイドはアメコミ原作なのは以前もコメント欄でお知らせもいただいたのですが、もう10年も連載が続いているらしい。というかまだ終わってないんですかというのが気になるところ。オリジナルストーリーとカブセまで入っていたのですが、どこまでが原作準拠でどの部分がオリジナルなのか気になる。割と日本人受けするストーリーだなぁと思っていたので、心のどこかでは「本当にアメリカ人はこういうストーリーに涙するのだろうか?向こうでも親子関係のツボはこんなところなんだろうか?」という疑問が頭から離れず。まぁちょっと原作を確認することが出来そうに無いのが残念なところです。
 監督が明かす設定では、どうもマサムネはウィッチブレイドとの適合度が少ないらしい。蘇峰とか適合者が結構いたはずなんだが、どういう経緯で適合度合いが小さいものをわざわざ選んで取り付いたのか?が謎になってきました。ウィッチブレイドがマサムネを選んだのには深遠な理由があると思っておりましたので。
 あと、声優には先の展開とかはなるべく知らせないようにしているらしい。うーん、これはどうなんだろう?。キャストの一人が言及しておりましたが、たしかにそうすることで予定調和的な演技は減らせるんだけど、そうしなくても声優はきっちり仕事が出来るんじゃないかと思ってしまいました。見初めの頃は設定に違和感を感じもしたんだけど、話が進んで物語の目的が見えてくると話の出来はいいと感じているぐらいなので、問題ないんじゃないだろうかと。どっちでもいいことではありますが。
 それにしてもアニメウィッチブレイドの売り込みようはすごいと感じるのだが気のせいか?。GyaOでの取り扱いといいBIGLOBEの取り扱いといい。そりゃグラマーな作画とかあからさまな部分はあるにせよ、ストーリーに関してはあまり視聴者に媚を感じさせる部分が少なく、むしろストイックな作品だと感じるのです。しなくてもいい強引な売り込みをしてきている感じが拭えないのですが、そこまで気合を入れる理由が知りたい気がする。出来がいい作品だとは思うんですが、宣伝でDVDの売り上げが激増するとも思えないんですよね。かといって通常の売込みでは今までどおりの売り上げになっちゃうんでしょうけど。誰がどういう判断でこの作品を一押ししているのか知りたい。といってその情報が手に入るとも思えないのではありますが。

追記

 おとなり日記からの誘導で2006-07-15さんとこのエントリーを読む。ウィッチブレイドの件も結局既存作品からの利益の回収方法の一つなんだろうか?。まぁウィッチブレイドは番組が終了していないんだけど、この時期だと製作予算は下りてしまっているだろうし、最終話の製作に入っちゃってるだろうし。リンク先はカレイドスターの件で、私もこの作品にはかなり楽しませてもらったので、言いたいことはよくわかる。終わっちゃった作品は放映が終了して一ヶ月も経てば急速に終息してしまうんですよね。だいたいリアルタイムで追っかけている人としか話題に出来ないし、私の場合周辺にアニメを見る人なんていないからネット上でしか同好の士をみつけらんないですし。それも大抵感想サイトを見つけて読むぐらいしかしません。運良くあとから作品に触れる人がいても、「そういや昔あった作品を偶然見かけて視聴してみたんだけど…」「あ、それ私も見たことがある、アレいいよね…」なんてことになる可能性はアニオタ同士でもないと難しい。別にアニメでなくても実写ドラマでもいいんだけどそういう話題になることも無い。私はまったく興味がなかったのだが、職場でワールドカップの話題がでたりしたんだけど、じゃぁ継続してその話題で盛り上がることなんてないし、いくらそのとき日本全国的に盛り上がっても、名勝負名場面であってもあとから振り返って話題になることなんて無い。消費されてなくなってしまうんですよね。
 なんつーか、いくら優れたものを作ったとしても消費されて終わりでは製作者もやるせないとは思う。かといって終わった作品にいつまでもかかずりあって前に進めないのもおかしな話で。そう考えるとまだリアルタイムで放映時の今のうちに興味をできるだけたくさんの人にもってもらって回収を図るのは正しい手法だとは思う。自分がすべての領域をチェックしているわけでないので、偏っているとは思うのだがこの作品に尋常ならざる宣伝がかけられている気がして、なぜかという疑問があたまの片隅から離れないんですよ。