Aria アニメではないほう

 書店で立ち読みしてきました。最近のAria the Animationの微妙な出来は原作の二個一な構成が原因の一つかもしれないと他のサイトさんの記述を読んで思ったりしておりました。今月号Bladeの表紙はAriaで、前号か前々号もそうじゃなかったっけ?。とりあえず前回はネタばれを防ぐつもりでパラパラとめくっただけなので、内容を把握しながら読んだのは今回が初めてです。時期的に言っても掲載されている話がアニメ化されることはないでしょうし。
 恥ずかしい台詞の回だったのですが、なるほどアニメの雰囲気とよく似て*1います。もしかするとサトジュンや吉田玲子でなくとも原作を忠実に再現してもある程度のクオリティは保てるかもしれません。そして二個一という手法もよっぽどうまく処理しないと原作の一話が伝えたいことがぼやけてしまう危険性が大いにありそうですね。ただ、原作一話をアニメ一話にしてしまうと間が持たないだろうし、せっかくの魅力的なキャラクターも登場させず仕舞いになってしまうので難しいところか。一回二話構成もこれはこれでしんどそうだし。無責任に出来が悪いというのも考え物かな。
 いろんな感想サイトさんを巡回してみて気が付いたことなんですが、結構原作に触れているところが多いんですよね。ローゼンよりよく目にするような気がします。原作の絵なんですが、アニメと比べて*2アリシアは子供っぽく、目つきが小悪魔的。灯里は大人びて見えます。アニメのほうはアリシアはいかにも大人で、灯里は初々しい後輩って感じなんですが、原作の方は年の差がそれほど離れていない姉妹が会社を切り盛りしている感じを受けました。いやもうコミックス7巻まで刊行されているので灯里がアリアカンパニーに来て相当経つのかもしれませんが。
 しかし立ち読みして俄然原作を最初からチェックしたいと思いました。そういう意味ではアニメ化は成功なのかも。あくまで私限定ですが。しかしどうせ手に入れても生涯に3回も読み直せばいいほうだから、購入するのはちょっとためらわれる*3んだよなぁ。

*1:本末転倒きわまりない物言いですが

*2:これも本末転倒極まりない

*3:ふくやまけいこなんかは見つけたときに買っとかないと二度と目にする事すら難しくなってしまう