クラスターエッジ 第4話「漆黒のクロム団登場!!」

 おぉ、待っていましたよ。
 かなり荒唐無稽さがなくなってきました。ほとんどツッコミをいれずに視聴することができましたよ。というより気にならなくなったのか?。死んでいると見せかけて実はカルセドニーは生きているのかと思っていたのですけど、墓まであるということは死体が確認された上で埋葬されたということのように思えます。
 感心するのはじじいキャラの立ち具合でしょうか。手っ取り早く悪役にせずに、決意を持った大人として描いています。前回までがあからさまな悪役を出していただけにこの描き方は嬉しい。ちゃんと意図を汲み取ってもらうためのしっかりとした発声もくどくありません。最初危惧していた同情を惹くためだけの人造人間というのではなさそうです。
 人造兵に与えた記憶についてですが、“道徳”ではなく“倫理”という語を選択したところに製作者のメッセージが垣間見える気がします。次回は荒唐無稽さが復活しそうですが、楽しみではあります。