連休明けはいきなりサビ残

 楽しみにしていたEG-ER50が到着しておりました。The PLUG改をまず耳慣らしに視聴。その間に開封作業をしておりました。甘噛みさんが触れていたとおり、本体は紺に近い色でした。LRの記号が見難いので戸惑いましたが、エヴァーグリーンのマークが前になるように装着すればいい事に気付きました。
 さて視聴なんですが、The PLUG改はエージングが10時間以上、EG-ER50は購入直後ということを前提にお読みください。スターシップ・オペレーターズのサイトということで、川田まみのradianceを例に比較してみます。歌い初めの第一フレーズが2回繰り返されるのですが、1回目「広がる空…」は左からギターの電子音が聞こえます。2回目「歩くこの道…」からベースがかぶさってきます。The PLUG改はベースの質感が良く、EG−ER50はギターの質感がいいです。背景にも影響されると思うので確かなことは言えないのですが、ヴォーカルに関してはどちらも特に違和感を感じませんでした。
 2〜3曲聴いてみて感じたのですが、プラグは低音よりの音、EG-ER50は高音よりの音と言えると思います。プラグはAMラジオのチューニングがぴったり合ってちょっとくぐもったような音、EG-ER50はAMラジオのチューニングが少し外れてサ行の音がきつくなったような音と表現したら二者の違いが想像していただけるでしょうか。EG-ER50はノーマル状態では売り文句である野獣の咆哮とはかけ離れた音ですが、低音自体はプレーヤーの方で補強してやることができます。プラグの低音がボンつき気味で修正が難しいのに比べ、これはダンピングが効いておりイコライザーで調節がしやすいのでメリットでしょう。しかも高音が出ているのでプラグより音の広がりがあるように思います。EG-ER50を聞いた後にプラグに付け替えると一瞬モノラルに変わったのかと錯覚します。甘噛みさんがこれに付け替えたときに解像度が上がったとびっくりされたのはなるほどと思いました。
 残念なのは某所でも触れられている通り、中低音〜中音が弱いことでしょうか。ノーマルで低音が弱いからといってプレーヤーにプリセットされている設定(iAUDIO G3でいうところだとEqualizerのPOPやROCなど)を使うと確かにメリハリをつけることができるのですが、Vo.が弱くなり高音が耳障りのような気がします。メリハリをつけながらもVo.が前に出てくるような自分なりのベスト設定を見つけるのは苦労しそうな気がします。私の場合めんどくさいので設定をつめることはしそうにありませんが。
 装着感なんですが、私の場合左耳が特殊なようです。プラグにしてもこれにしても、どの大きさのもあわない気がします。どうしてもしっかりした装着感を得たいのなら3段キノコを外耳道に突っ込むしかないような。