最強タンク#10

 ホムンクルスを大量保護する話。ホムンクルスは何のメタファーかとずっと気になるんだけど、外国人労働者のようでもあり、ブラック労働してる日本人のようにも思えて、どちらとも特定できない…というかその二つの要素を混ぜ合わせたものなのかも。ただ、なんで逃げてきたホムンクルスは人格を持ち合わせて(獲得して)いたのか経緯がよくわからんな…。ただ、扱ってるイシューが、個人的なもの→クランのまとめ役として→国家規模とだんだん大きくなっていて、テーマ自体はよいにしてもなんかこの規模の拡大具合に戸惑ってしまう。いちおう個人的にはこの作品にある程度のドラマ的なものを期待してるので、あんまりマクロの話をされてもよくわからんな。

百千さん#2~4

 まだメインキャラ同士が関係性を深める話のところかな。#2までは正直気が乗らなかったんだけど、クラスメートを招いてのトラブルシュートはそこそこだったような気が。いちおう夏目友人帳のように、あやかしは社会的弱者のメタファーというのをある程度踏襲していて、そういや夏目友人帳の人気があった時より今の方が社会的弱者が追い詰められているので、そのへん胸に染む部分が自分にあるのかも。
 ただ、キャラ配置とか背景とかヒロインと彼女を守る王子様というフォーマットが色濃いので個人的にはあまりフックしない。いや別に王子様云々の物語でもいいんだけど、それを吹き飛ばすような突き抜けたものが今のところ見られないのでどうにも。

フリーレン#24

 ダンジョン踏破成り二次試験突破。結局ミミックで主人公の気を逸らすという自分の予想は大外れしたが、オチで喰われてたというwww。
 うーん、なんか難しい。面白くないわけではないんだが、少々退屈してきた。結局一話一話で盛り上がっていても、いざ視聴を終えて冷静に振り返ってみると、まだ旅の途中の一コマでしかないんだよな…と気づいてしまう。ただ、この作品が旅の終結点までこんな感じで進んでいくのがスタイルだとは思うんで、そこを気にしてたら始まらんといったところか。

治癒魔法#10

 戦闘が始まるの巻。うーん、イケメン勇者君であらわされる不安や恐れ、先輩勇者であらわされる若さゆえの慎重さを欠く行動や浮かれポンチの様相とか、いかにも若者を等身大であらわしててなかなかやるなとは思うんだけども、正直自分の胸に迫るものがない。どうせ助かっちゃうんだと思ってしまえば主人公の努力も予定調和からの逸脱が無くてどうにもならん感じ。命の尊さを描くために人死にも出すんだろうけど、それだって物語上こいつなら退場させても読者に過度のストレスを与えないだろうとあらかじめ原作者がトリアージをかけた結果だろうし、どうにも興が乗らんな…。バランスはいいんだろうけど、それは上記の通り最初っから考え尽くされているが故の結果でしかないしな…。
 オーソドックスなテーマをバランスよく配置するだけだったらどうしても突き抜ける所はなくなってしまうんで、こういう作品に慣れてない読者ならまだしも、ある程度物語を消費してきた読者にとっては刺激が足りないと思う。

即死チート#10

 ラスボス賢者が人前に現れて、賢者候補の若者たちにバトロワを強制する話。大分いい感じに事態が混乱してきたんだけど、こうなるとラスボス賢者は何を目的として主人公達一行をわざわざ呼び寄せたのかよくわからんようになってきた。
 いちおう物語上のミッションは元の世界に帰ることなんだろうなとはずっと思ってたけど、それを通じて何を伝えたいのか今もって見えてこない。こんだけバッサリいろんなものを切り捨てて話を進めているからには、日常の些細な事にこそ幸せがあるとかそういうミクロな話じゃないと思うんだけど、読めない…。いやまぁ意図を読ませないような話立てだとは思うんで、これはこれでいいんだけど。

まほあこ#10

 造反組が戦いを仕掛けてくる話。冒頭の百合シーンも唐突だったけど、造反組がアイドル志望達を権力で縛り付けていたのを、主人公達は二人の関係性の修復に手を貸して彼女たちに信頼してもらうよすがにしてたのがよくできていたという感じかな。いちおう形の上では主人公たちは行動が社会的には悪ではないので、この立ち位置が絶妙。今回の街の戦いでも、特に主人公たちは町を守るための行動をしてはいないんだけど、ぱっと見町を守っているように見えちゃうからねー。ここに魔法少女組が合流しそうだけど、まぁなんのかんのいってアニメ版としてもちゃんと盛り上げて終わるんだなという。
 しかしストーリーの出来がなかなか。もともとがパロディなのでそんなに期待してなかったんだけど、換骨奪胎というか、構造の要所要所にアレンジを加えていて、ちゃんとオリジナリティがありそうなのがよい。

友崎2#10

 ついにメインヒロインの真相に迫る方向に話が動く…の巻。劇中劇ってのは大抵登場人物の関係性や登場人物たちの環境のメタファーだったりするんだけど、前回までの文学少女ちゃんの脚本はそういう雰囲気ではなかったのがちょっと不思議だった…のだが、今回の改定でちゃんと文学少女ちゃんの状況を表してて、この一拍の間がちょっと新鮮だった。その劇中劇の展開から、キャラ達の関係性にフィードバックしていくという話立てもなかなか。このまま主人公の彼女問題で話が展開していくのだと思ってたから、そこからポイントの切り替えというギミックもなんかよーできてるといったところで、ここで物語のエンジンが全開になってきた感じがする。

外科エリ#9

 今回の症例は風邪と骨折…。なんか後編に入ってストーリーを進めてきたけどやはりパッとしない感じ。症例もドラマ部分に響かないようどうでもいいものだったし、今までの流れと穏やかな風景でストレスはなかったけど…。

ぽんのみち#9

 イカサマ合戦。祭りの鬼役が怖いショート娘の克服話だったけど、本当に女子高生がイカサマ技を使うんだったらそっちの方が怖い…。
 今回のEDはおにぱんのやつ。

はてブ、どんどん

 使いにくくなるな…。嫌がらせなのか?。

悪役Lv99#9

 主人公と王子の和解なるの巻。主人公に監視がついてたの、やっぱりというところだが、前にも言った通りそこはやり過ぎるとくどくなるからテキストからは除外してると思ってたからなんか意外。
 今回はあまり見どころっぽいところがなかったというか、そろそろクライマックスに向けての話の整理段階なのでこんなものなのかなといったところ。ただ、本作のスタイルがスタイルなので、ぼんやり眺めていても特に退屈というほどでもなくいつも通りに楽しめたというか。

道産子ギャル#9

 今回の北海道要素は網走湖ワカサギ釣りとハッカ飴。隣のピンク先輩の差し入れが北海道限定品かと思ったら、フツーのポカリだった。
 なんか主人公の男友達がトラブルで相談を持ち掛けてたが、そのトラブル前回あったっけ?と思ったら、そういやピンク先輩との和服デートぐらいしか記憶にない…。
 北海道と言えば開拓期に、旧藩の移民段が集団で入植したという印象があるけど、Wkipediaで確認しても北光社とか岐阜団体という単語は見えるんだけど、高知や岐阜の文化が色濃く残ってるという印象がない。土佐と言えばいごっそうだが、この作品、男がメインではないので…。植生というか気候が全然違うから郷土料理が残ることもなかなか珍しいだろうし。

最弱テイマー#6~8

 ついに目的地にたどり着くの巻。なんか一般的な物語というよりは、終の棲家を探す旅みたいな感じで、地方移住とか逆に地方を捨てて都市に移住するという大人向けの話のようにも思える。物語としては依然微妙だけども、メッセージ性強めと考えるとそんなに気にならないし、何のかんのいって見どころは探せばあるようなないような。

ささピー#9

 世話になった承認を助け出す話続き。うーん、なんか話の出来不出来が安定しないな。結局ご都合主義部分はどうにも合わないけど、キャラ同士のかけひきや心の通わせ合いといったところはそこそこなので、そのバランスが悪いというか。原作者はもしかしてリアルドラマを書きたいけど、売れるためにファンタジー要素を渋々使ってるとか?。そのへんはよくわからんな。

治癒魔法#9

 師匠の過去話続き。旧日本軍対旧日本軍の戦いwww。しかし魔族側が人間に不信感を抱いてるのがよくわからんな。実際に魔族が人間側に虐げられているのかそれとも魔族側の被害妄想なのか…。ただ、もう終盤に入ってるので今までの展開だと実際に人間側が魔族を虐げていて、その真相があきらかになってメインキャラが驚く…って話にはしにくい…んだけど、原作がどうなってるかわからんので、そういう展開は後に待っているんだけどアニメ版だとそこに到達する前に終わっちゃうとかもありうるからなぁ。

魔女と野獣#7

 魔剣争奪戦続き。魔剣の魔力に魅せられて殺し合いを始めるところを見ると、これは権力のメタファーなんだろうなといったところか。今の自民盗見てるとそんな感じ。そんななか、ゲストキャラの魔女が抑制しているのがよくできてるというか、なるほど他の作品でよく主張されてる自己決定権マンセーのテーマを見ると、それがいかに危ういもので、社会を壊しているのがよくわかる。