ルフレ夜激早々に終わる

 6000万ptスタートLv44&46。


Just Because!視聴した

 サープリ、SGS、FAGと萌えアニメずっぽしの作品ばっかだったので、ちょっとバランスを取って視聴。アニメオリジナル作品。
 結論としてかなり楽しめたんだけど、結局の所、「中学生の時好きだった女の子が、しばらくぶりに会ってみるといろいろあって、志望校を変えてまで追っかけてくれる」というそれはそれはドリーム満載なテキストなのでなんか節操ないなと感じた。主人公が高校3年生の2学期の終業式に転校するとあって、これがもやもやする。義務教育ではないのだから私立の系列校でもない限り編入試験があるはずだが…と思っていたのだが、どうやら上智大学と思われる大学に推薦入学が決まっているという設定なので、なるほどそれなら高校のほうとしても進学実績の数字稼ぎになるから積極的に編入を受け入れてもおかしくないなとかぼんやり考えてたりしてた。
 ネタバレ承知で書くのだが、転校生である主人公とくっつくことになるメインヒロインは、主人公のイケメンっぽい親友に中学の頃から思いを継続的に寄せており、その友人が他の女の子とうまくいって行くところがなくなり、パズルのピースが完成されるように主人公に与えられるという予定調和だし、場を盛り上げるために、主人公と何の面識もなかった写真部の女の子がアテ馬として登場するなど、恋愛モノとしてもオーソドックス。主人公悪いやつではないんだけど、メインヒロインともどもコミュ下手で、なるほど、そのへん同様にコミュ下手な視聴者に重ね合わせて見果てぬ夢をみせてドキドキさせる構造で狙い過ぎだなぁと思った次第。制作年度からするとおそらく君の名はのヒットを受けて作られたとは思うが、先行して月がきれいがあって、これはそれを意識なり参考にしたのかはちょっと判断がつかない感じ。視聴後ちょこっとggってみたが、それなりに評価している人はいるのだが、大ヒットしたようにも思えない。あんまり見え透いた作品を出しても世の中そんなに甘くはないってことか。チェック段階でもそれほど視聴意欲が湧いた作品でもなかったわけだが、もうちょっとバズってもよさそうなもんではあるが、自分の感覚もそれほど間違ってたわけでもないんだなと思ってみたり。
 自分が面白いなと思ってたのは、男女それぞれのホモ・ソーシャル部分が昔の若者宿や娘宿にちょっとばかし構造が似通ってたとこ。村の農作業などの共同作業を通じて不特定多数同士のマッチングが行われ、本人同士の意思疎通が形成されたら周囲の支援を受けて結婚に至り独立していったわけなのだが、本作では男の方は人数が少なめで割と構造が単純に描かれてはいるのだが、女のホモ・ソーシャル部分にそれなりの紙数が割かれており、基本的に先行者優先の横取り厳禁であり、だからこそ仲間内での宣言が意味を持ち、交渉中は支援するか黙って見てろよという状態になるんだろうなと思われる。主人公は途中からカメコの後輩ちゃんからアタックを受けるが、主人公としてはソーシャル内での嫁獲得手続きをとっているのであって、後輩ちゃんに対してはあんたソーシャル内に属してないからNOというのは当然。個人として好意を寄せてくれるのはありがたいし、個々の対応で返礼はするけど正式な手続きをとってないのだから対象外というのは理に適ってる。メインヒロインが待ち受け画面を見てプンスカしていたが、あれも嫉妬というよりもやはり正式な手続きを経ていないことに対する怒りと解釈するほうが個人的にはしっくり来る。
 で、前半は主人公の親友である野球部くんとサブヒロインのブラバン娘のエピソードがメインになっているのだが、これが旧来の若者宿・娘宿の観点からすると王道部分に当たる。野球部に所属というのは個人的にはいろいろ思うところがあるのだが、一般的な観点においてはいちおうやりたいスポーツをやってはいるが、個人的な感情を押し殺して苦役に耐えるという記号なのであって、要するに「村一番の働き手に対して優先的に嫁が与えられる」という物語になっている。サブヒロインはサブヒロインで、これまた実家は農家で家庭の家事の一切を引き受ける働き手(野球の応援は奉仕作業のメタファー)で共同体の価値観に一番寄り添っていながら、よりによって共同体の一番の重要事である婚姻に関してあまりに無関心である→だからホモ・ソーシャルでも孤立していたという立ち位置。そんな彼女が社会を理解して順応していく物語になっているわけだ。
 さて、この作品では主人公周りのテキストこそが本題ではあるのだが、上記共同体の物語としては裏番組になる。なので大ヒットしなかったのかなと思わなくもないし、実際そんなにこの本筋がそんなに大局において光り輝く表参道の明るい物語でもなかったのも事実。だって結局の所これは残り物同士(主人公は本命はそうでもないのだが)のマッチングに見えてしまうからだ。主人公くんにとっては野球部くんがアウトオブ眼中だったからこそメインヒロインをゲットできたわけだし、メインヒロインは野球部くんから選ばれなかったからこそ主人公で妥協したという構造になっているわけでなぁ。が、社会的にはこっちのほうが数が多くて当たり前だし、落ち着くべきところに落ち着くことこそが「結局は縁」なのであって、こっちに光を当てることがこの作品の社会的ミッションだったのかなと思わなくもない。現代はとかく恋愛資本主義真っ盛りなので、ヘンな話、こういうマッチングシステムが壊れてしまっていて、いわば強者総取りの猿山システムになってしまっているわけで、あぁそりゃ社会がある意味壊れて少子化になってるのも納得だわといった感じ。
 あと、こう大学に受かってから告白ってのも流行遅れの感じがしたのだが、要するにこれ大学を経由していい就職先が得られるってことを示しているわけで、婚姻を成立させるための甲斐性を獲得することの記号なんだなと思った次第。私立大学は学問をしに行くところというよりはコネを作りに行くところなのでそれが進学先なのもいかにもムラ社会という感じ。でもまぁ今や大学も貧乏人お断りの雰囲気が強くなっているので個人的にはやはり時代遅れの感は強い。
 エピソードの進行具合もちょっとなんだかなぁといったところ。最初の頃はキャラの感情をわざわざ当人につぶやかさせていたりしてなんじゃこりゃと感じた。正直つぶやきがなくても全然キャラの感情が伝わっているように作られていると思っていたのだが、それも物語が進むにつれつぶやきもなくなっていたので、なんつーか、親切設計として最初の頃はそうつくられていたのかも。あと後輩ちゃんとのエピソードも、こう視聴者にちょっと先読みさせる作りになっていてお節介だなと感じてた。最初の登場時、「こんな絡まれ方をしたら自分でも逃げたくなるよな」→主人公が逃げる展開って感じの。テキストによって視聴者の感情はそもそも誘導されてしまっているんだけど、視聴者としては自分でそう選択したと錯覚させるあの手法ですよ。が、こういう仕掛けがないとおそらく大半の視聴者は退屈に感じて初期の段階で大量に離脱するのでしかたないのかなという気もする。
 作画は線が乱れてはいるんだけど、枚数も頑張ってる感じで個人的には語弊があるとは思うがクォリティは高めと判断した。音楽もしっくりきてたし、あと、自分は物語に気が乗るまでは割と背景に目が向いてた。おそらく実写写真にエフェクトをかけてつかっているかトレスかなんだけど、個人的にはキャラ絵と合わせて違和感がなければむしろ積極的にやってくださいって考えだから、これは好評価にあたる。構図がモロ風景写真を狙った感じで、絵単体としても見応えがあったかな。
 恋愛モノになるとたいてい大部分がキャラ同士の相関関係になってしまいそれ以外の視点がどうしても弱くなってしまうし、嫁獲得モノは個人的にダメージが来るので、そのへんしんどかった。やっぱり萌えアニメのほうが気楽でいいわってのはある。

ルフレ夜激、いちおう順調に終わる。

 対抗戦、早々に勝ち点8点を確保していたので最終日は八万殴って当日炭酸を確保してた。これを三時またいだあとはマイペを踏まずに我慢し、なんとか夜激まで持ち越してぶっぱ。
 本日は五千万ptスタートのLv44が二体。すんなり夜激を出せたのだが支援はほとんどなかったかな。持ち越し分があったおかげで今日の当日炭酸が余るぐらいになって、これどうしようかと思ってる。

フレームアームズ・ガール視聴した。

 サープリやSGSを視聴して、その余勢を駆ってゲーム原作アニメを視聴するか…と選んだのがこれ。で、今回はちょっと前知識をネタバレしない範囲で調べてみたらなんとゲーム原作ではなかったという。FAG、まんまプラモデルらしくって、最初のうちは単体で売られていたものが、後出のものになるとストーリーが付加されて世界観が広がっていったらしい。そのへん最初っからストーリーが付加されていたHJのQBに近いものがあるのか。
 本作はその設定を原作とするアニメらしいが、企画出資がコトブキヤであることから、いちおうプラモデルの販促になっている。が、なんというか、プラモデルは全く動かないのに対して、この作品でプラモデルが自律型の小型アンドロイドとしてキャラクター化され、ロボットというよりは人格を持った生命体のように描かれている。ストーリーは典型的なドタバタコメディなわけで、個人的にはこういう形式のを久しぶりに視聴したような気がする。コメディ部分はまぁナンセンスというか萌えアニメにありがちな内容ではあるのだが、個人的には、これ、要するに人格AIを搭載した近未来支援ロボットを想定しているように感じられたのが面白かった。そのへんは自走型掃除機が顔出しとしては過剰に登場しているし、配送ドローンが実用化されている世界観なので、当然その視点は入っていると思う。ストーリーラインはそれこそまんまロボットに感情を学習させてだとか、孤児を引き取ってだとかで、最終的に家族になるってのはどこかで見たようなものであって、それがメインに据えられてはいるんだけど、本作の面白さはそういう部分にあるのではないと思う。
 ドールハウスが出てきたり、ままごと遊びが出てきたりして、そもそもプラモデルの立ち位置が示されて、まぁ昔はフィギュアはそれほどメインではなく、飾られるだとかせいぜいブンドドで遊ぶぐらいが関の山だったわけで、それが、可動できたら面白くね?とか、更に動力を搭載してラジコンのように動作したら面白くね?だとかという進化を遂げてきたわけで、それがフィクションの世界ではプラレス3四郎のように人間と同じ複雑な運動ができたら…とか、実際にプラモデルを格闘させて壊れたらアレなんで、仮想ステージで実際にバトルできたら面白くね?というのが、ちょっと違うかもしれないがガンダムビルドファイターズだったりするわけだ。まぁそこまで行かなくても現実には二足歩行できるロボットはできているし、今やAIを搭載して介護支援ロボットを作れはしないか?という段階まで来てる。この作品を視聴し終わって思うには、ロボットがどういう方向に進んでいこうとしているのかという視点はさすがにあると思う。今や機能不全を起こしていじめが常態化している学校も普通にあるわけだが、ロボットにAIが搭載されて、理想的な友達として振る舞えるのならというのを考えると、それもアリと思ってしまうのだが、おそらくそれを意識したエピソードもあった。
 数年前にSONYAIBOのサポートが公式に打ち切られたという報道があったが、ネットを見た限り、それを惜しむユーザーがかなり多かったように思う。自分が驚いたのは見かけでいうとあまり愛くるしいとも思えないあのロボットにペット同様のものを仮託出来ていたという事実だ。ビッグデータの活用なんかを見ても、人間の趣味趣向を統計的に判断していろいろな情報を提示できるところまでいっているし、ヘンな話、ユーザーの指示通りに動くだけでなく、そういうところから独立した判断をユーザーの性格を取り入れながら下すことができる一個の独立した人格を持つように見せかけるAIを搭載したアンドロイドなんて理論的に作ることが可能だと思われる。プラモデル単体にはそういう機能を持たせられないけど、ロボットの外観上のインターフェースにはフィギュア会社のノウハウは確かに活かされるだろうとも思われるので、なるほどこの作品のアプローチとしてはなかなかのものがあると感じた次第。

スクールガールストライカーズ視聴した

 これこそ典型的なゲーム原作のアニメといった感じの出来だった。Wikipediaもざっと眺めてみたし、ゲーム公式も概要を確かめてみて、まぁこんなもんだろうなといった感じ。サープリの販促の側面について述べたのをふまえると、この作品はゲームがヒットしてから作られたものなので、まぁ艦これアニメと同じ構図になっていると考えてもそう遠くなさそう。ゲームユーザーが作り上げた解釈やノリから逸脱する訳にはいかないから、アニメオリジナルストーリーにしてアニメ単体としての出来を追求するわけにもいかんのだろう。そういった意味ではこのアニメはファンサービスなのであって、ゲームへの新規ユーザー獲得のようには見えない。エピソードの寄せ集めではあっても物語ではないんだよな。音楽も凝ってるし作画も崩れず動画としても端正な出来。そういったテキストを除いた部分は圧倒的にサープリを上回っているが、テキスト部分はね。正直2~3回ほど寝落ちしてた。まぁ制作会議でゲーム運営側からかなり制約を課せられただろうからテキストスタッフを責めてもなといったところではある。
 個人的には、視聴する作品にいつもいなかったので、今沢城みゆき何してるんだろ?と気になっていた。演技はともかく彼女の艶のある声質がえらいお気に入りなのでそのへんこの作品で十分堪能できたのはよかった。が、正直なところ、女子高生の演技としては不自然なことこの上なかった。キャラが包容力のある性格付けだったし、おそらく沢城自身になんらかのこだわりがあったんだろう*1なと思っているが、まぁそのへんは推測でしかない。

*1:アニメ制作側にもそれを許容するものがあったんだろうし

式姫の庭、特姫圧縮が辛い

 昨日特別な堕天使「みゅりん」を極にランクアップした。で、五行を食わせて防御の五行はカンストさせた上で、元々つけていた防御アップは幸運への導きに付け替え。幸運はドロが2倍以上になるようにLv25まで上げた。ちなみにスキル書はまったく石燕を使わずに45消費。比較的楽なLv20まではせいぜい失敗は4~5回だけだったが、Lv21からはベースの合成確率が1%なので、20%のボーナスがついてもなかなかしんどい。とはいえ、20%ならスキル書5枚に一回は成功するという計算なので、合計45枚はだいたい期待値通り。
 幸運に付け替えたのは夜宴でのドロアップのためだが、正直サ終を控えてちょっとばかしの柚の実を望むのはあまり得策ではない。が、幸運の書が300枚近くあったから、無駄になるならいっその事と踏み切った。
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 防御強化に五行を投入したら落ちることはないんじゃね?と思っていたのだが、回数限定討伐の五回目で落ちてしまい目が点になった。まぁ投薬分にしたってHPが低めだからマージン低めだし、速さも投薬のみなのでもしかしたら連撃を食らってるかもだしでなんとも。肝心の柚の実ドロはやはりというか微妙な感じ。全体的な札とアイテムのドロは増えたような気がするが、もともとのドロ率設定が低めなのだろう。
 ちなみに「らーじゃ」はフルカン急所、「ひるだ」は攻撃Max防御五行のみMax攻修、三枚ともLv4のコス1運用。まぁ今となっては低コス周回もやる意味がそれほどないと思うんだが。

CIRCLET PRINCESS視聴した。

 チェック段階の設定からしてこりゃ大丈夫か?と思ってはいて、第1話、第2話と視聴してなんじゃそりゃという感じだったのだが、第3話から違和感が何故かなくなり、それ以降ハマってしまった。
 そもそも部活動で武器ありの格闘技?というのでこれはオカシイと思っていたのだが、その違和感がクライマックスでうまく利用されていてちょっとこれはやられたという感じ。
 女子高生部活モノで、「スポ根」をウリとしており、近未来設定としてARより進歩したというMRというものをでっち上げており、こう話を構成しているいろんなイシューにはスポーツ関連のものが結構織り交ぜられている。スポーツのショー的側面、コスト的側面、その他いろいろ、気にしなければ通り過ぎているようなものが、結構気をつけていると、あーあの事例を着眼点にして整理して視聴者に提示してるんだなと思われることが結構あって、そのへんうまく埋め込んでいる感じ。スポ根要素も基本部分は変わらないんだけど、現代風にリファインしているというかそのへんもテキストに落とし込む前にいろいろ検討を重ねたんじゃね?と思われるような感じ。試合を通じて成長するだとか仲間がどうとか、そのへんはクライマックスあたりがやたら説明セリフが多くてウンザリさせられたが、それに至るまでの過程では、個人としてのスポーツとの関わりとのバランスがよくって感心して視聴してた。
 キャラクター造形もよくできていて、ライバルキャラがたくさん出てくるのだが、悪印象とともに登場させておきながら、魅力を忘れずにつけているあたり、ゲームキャラとして使うアテがあるから使い捨てにするわけにはいかんよなとぼんやり考えてた。主人公キャラまわりのサブも、単なる引き立て役ではなくって群像劇に近いバランスまで引き上げられていて十分感情移入できるレベル。
 B級ではあるんだけど、テキストは王道を突き進んでいてそのへん個人的にはせかつよと並ぶヒット作。同じ格闘技にこだわる作品にViVid Strike!があったが、自分にとってはくどすぎてこちらのほうが出来が良いように感じた。テーマ自体はありきたりではあるんだけど、既存のものを寄せ集めただけじゃなくって、新しい要素も含ませているんかなと思わせるところもあって、期待していたよりはるかに楽しめた作品。

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ルフレ レイド終わる

 結局後半連勝はマカロン1とって終わった。とにかく飴が余るのだ。連勝SRはそのままだとステータス低めなのだがマカロンを食わせてやると割と戦力化する。なのだが、フルマカまでやろうとすると炭酸消費が洒落にならないし、1マカでも正直戦力化は難しい。今月は自分の手持ちでは弱点のクール属性だったから、数合わせでも十分戦力になるのだが、自属性のポップだと、副センだともう攻援が20000程度ではもうはいるのが難しくなっている段階。
 さて、メモなのだが、後半トリオだと、開始時Lv46では 自属性POP(対SWEET)で♥11、SWEET(対COOL)で♥12、COOL(対POP)で♥13ぐらい。1マカ寸前のLv60程度だと色炭酸にプラスアルファとして♥3~4ぐらい。
 結局超レアトリオテープを剥がすのに飴中心に使ったのだが、もしかすると色炭酸を積極的に使えば、飴と色炭酸消費だけで、ノーマルやハーフ炭酸は使わずにマカロンは2つ入手できるかも。

ぼく勉ちょっと自分の考えをまとめとく。

 昨日ダメなのに楽しみにしてると書いて、もちろんその自覚あってのことなのだが、いざ書いてしまうと凄いなと自分でも驚いた。で、アニメ公式サイトにいってみてビックリ。今までの脚本全部雑破業。なるほど、なので視聴意欲が減退しないのかと納得した次第。しかし雑破業、最近オリジナル作品がなくて、こういう素性がいまいちの作品に手を入れて底上げする仕事ばっかだなと思う。誰か雑破業に好き放題やらせてくれる剛毅なスポンサーは現れないものか。
 さて、ぼく勉なのだが、自分が第1話を視聴している最中悶々としてたのは、なぜ主人公はヒロインたちの志望動機を聞かないのかということ。結局それは〆で明らかにされたので、なるほどそういう構成にしたんだなとは思ったのだが、不自然には感じる。その不自然さは、やはりヒロインたちが自分の得意分野を放り投げてまでもやりたいことがあるのに、そのやりたいことのために頑張るということがなぜ示されてないのかというところに依然として残ってる。人間好きなことは人に強制されなくても自然にやる気を出すらしいので、だからやれ動機づけだとか重要視されて、学校教育でもやる気を評価とか言い出して教育システムがボロボロになっているわけだが、そのへんの疑問をどう解消していくんだろう?と気になっている。
 まぁこれはファンタジーなので、そこまで言っても仕方がないのだが、ヒロインズは得意分野は天才とまで言わしめているのであるが、これ、今の受験制度だと彼女たちが天才と評価されるのがありえない。進学校の経験者ならわかると思うが、一科目だけ飛び抜けていても全国模試を受けたらてんでお話にならないから、学校があれだけ優遇すること自体ありえない。学校だけでなく周囲も「変わったやつ」扱いするわけで、結果として一般人と同じように埋没するのが普通。
 でもリアリティをあげつらっても仕方がないわけで、結局事実として原作はウケているんだろ?と思えば、それを解釈するしか無い。で、これはやはり勉強ができない生徒ができるようになるという成長モノなのであって、そういうものに支持が集まり始めてるんだろうなというのが思いつく。これも個人的には不思議な話で、ごく最近まで「学校の勉強が何の役に立つのか」という主張が幅を利かせていたわけで、この数年でその風潮が変わり始めてるんかな?という感じ。今までのサブカル作品、学校が舞台になっていても、勉強ができるようになることには何の好意的なものを示さず、単にモラトリアムである環境をひたすら賛美するような風潮だったはず。お前ら今までさんざん勉強をバカにしときながら、心の底ではできるようになりたいと思っていたんか~ってなもんで、なんだかなぁといった感じ。といって、いくらジャンプ連載だからといえども、昔ほど総売上部数が多いわけじゃないし、女性読者の割合が多くなっているようなので、そもそも傾向としてジャンプで人気があるということをサンプリングとして適切ととって良いとも言えないだろうし、読者層が変遷していることはそれなりに考慮に入れるべきだろう。
 個人的に面白いと思ったところがあって、それはうどん娘にからむ白衣娘の登場。これは個人的にこの作品の風景ががらっと変わった瞬間。高校ではないのだが、自分が大学に行って一番オモシロイと思ったし今もなお評価しているのが、同世代なのに価値観がかなり違う他人との交流なのだ。だから、白衣娘が「得意分野があるのにそれをなげうって他のことに血道を上げている」という姿を目の当たりにして、そりゃ興味を持たないわけがないでショというわけだ。
 まぁ普通に考えたら原作者もリアリティが無いことはわかっていて、そりゃリアリティを追求してしまったら読者は獲得できないでしょと判断した上で、ではなにを読者に提示したら良いのかを模索した上で作品を作り上げているわけなので、そのへんを見極めていくのが個人的にはこれからの視聴のポイントになる。例えばの話だが、昔はお笑い芸人といえば、食い詰めているとかそれに活路を見出すしか無いという、かなり追い詰められた状態で仕方なく志望したというのが多かったのだが、今や、進学校に通うような学力の高い高校生が、博打要素は強いとはいえ大学進学とおなじ範疇で志望先に選ぶものになっているわけで、そりゃまぁ漫画家や作家も(昔からではあったろうが)そうでしょってなもん。
 あと、「勉強ができること」への回帰は、日本の全体的な貧困化があるのかなという気がしないでもない。もう10年ぐらい前に目にしたと思うんだが、「小学4年生の壁」というのが流行った時期があって、それが数年のうちにやれ小学1年生の壁、小学2年生の壁とかどんどん増えていって苦笑した覚えがある。昭和時代だったらありえなかったことが、今大げさでなく真剣に語られているのを見ると日本落ちるところまで落ちていってるなというしかない。塾に通わなければ学校で教えられるだけではもう学力の維持ができないとか、で、その塾はなにやってるのかというと、基本的に特別なことはしてなくって、むしろ「子供をほうっておくと勉強なんかしないから、わざわざカネだして塾に通わせて勉強する時間を確保する」ものであったりする。アレ?みたいな。
 なんつーか、南北戦争後、奴隷解放を行っても半分ぐらいは「元の雇い主」のもとに奴隷として戻っていったらしいのだが、結局知識がないと貧困から抜け出すことができない。これは現代でいうと「店に行ってモノをどうやって買うのか」「電車の乗り方」すら知らない状態。自由に振る舞えといっても貧困から抜け出すためのアクセス方法がそもそもビルトインされてないということが問題になる。今までは日本落ちぶれたといっても高度経済成長以降の蓄積があったから、クレーマーやモンペなどの庶民も消費者目線で威張り散らしてもなんとかなっていたのだろうが、こう企業が日本人を労働者としては切り捨てる段階で、政府も基本搾取だけしかしない(オトモダチには優先的に配る)となれば、ぬるま湯につかり続けて頭がボケたままの大人はともかく、いまや切り捨て対象となっている中流家庭から貧困層の子供は、具体的に何が問題かはわかっていなくても、肌感覚で「これではいけない」と感じ始めているのかも。

式姫の庭、庭コン応募完了。

 本当は昨日のうちにさっさと超知流改を仕上げて、庭コン用画像を撮りたかったのだが、結局式姫の祠に篭りっぱなしだった。練磨秘とか使えばよいのだが、一本でたやすくレベルカンストしたりするし、やはり全体的な練磨の在庫が気になってしまう。
 で、本日なんとか置物を配置したが、いやぁもう生来のめんどくさがりなので、だいたいこんなものだろうというのが出来上がってしまったらあとやる気が無くなってしまう。配置のバランスを考えていろいろ検討しなきゃと頭ではわかっているんだが、念頭にあったネタを仕込んでしまったらもう満足&息切れ。
 式姫の庭では庭コンずっと適当にお茶を濁して応募景品のガチャチケを貰うだけで済ませていたのだが、昨年に一回、テーマに沿ってそれなりに考えて応募したら投票対象作品にエントリーできた。結局参加賞程度で終わったのだが、それでも青トロフィーが貰えて形に残るものができたのはちょっと嬉しかった。サ終を迎えて最後だということもあって、ちょっとばかし考えてみたのだが、また投票対象作品になるかどうかは微妙なところではある。まぁ選外になったとしても自己満の世界のつもりなので、そんなに失望はしないと思う。
 特別な式姫の統合もできてきて、姫の確保の手間からそろそろ解放されて、ようやく庭の構成でのんびり時間を過ごしていくか…と思っていただけにサ終は本当に残念。

ハチナイ最新話なかなかよかった。

 主人公と親友が一悶着ある話だったのだが、思春期特有の不安定さを表現しながら、いろんなイシューを投げて伏線もばらまきそれらを回収してまとめていく手法、なかなか脚本に手を入れたなって感じ。いろいろ詰め込んでいるので尺は足らず目だが、視聴者に問題を投げておいて考えさせるだけの余裕はきちんとあったから、濃密さはあっても雑に感じない。
 部のスタートアップから仲良し集団に…までは持ってきていたから、1クールだとするとそろそろチームを目的集団に変えていかなくてはならないなと思っていたから、今回そのヘンずっぽしだったのでやっぱりなといったところ。ちょっと気になったのは、論の展開の仕方が、女の子特有の精神構造を表現しているのかな?と思ったところ。そのへん全然判断材料がないので女の子が見たらどのように感じるのかぜひ知りたいところではある。
 あと、川北としては降りる選択もあったのに結局ついていく*1わけだから、これ戦意高揚映画と構造変わんないなとは思った。


その他アニメいろいろ

  • ぼく勉 いやこれダメでしょとか思ってるし、最新話が酷かったのだが、実は結構楽しみにしてる。
  • 仙狐さん うーんやっぱりお気に入り。しかしこれフェミに攻撃されそうなんだがな。原作者の名前見てリムコロとあってちょっと驚き。大鳳ちゃん好きだったのに早々にシリーズ辞めちゃって残念
  • なんここ 第1話みて受け付けないと思ったが、しばらく見てそうでもなかった。でもこれ結局女が年下の男を食う話になってて気抜け。
  • ゴーン やっぱ絵に投資してるコストからするとお話が陳腐に感じる。まだイゼッタのほうがマシだったなという感想。
  • ユノ ダメだってことはないのだが、基本何度もやり直しモノが肌に合わないのと、昔のこのゲーム作品を今世に問う意図がわかんなくてまだ困惑気味。

*1:降りたら話が続かないから作品としてその選択が取れないのはわかるが