干物妹!うまるちゃんR 第3話

 @柿原何気にはまり役なんだよな。
 今回感心したのはタイヘイのうまる改善術。これ、なかなかできることじゃないんだよなぁ。いちおう話ではすぐに改善したようになっているが、おそらく現実にこれをやろうとすると時間がゝゝるはず。うまるがお兄ちゃん大好き設定なので、同じゲームを兄とやる共有感で心理的距離も縮まるし、兄に攻略法を教えたりすることで、ゲームを一人でやるより満足感が高まる効果があるだろう。自分のゲーム画面と兄のゲーム画面を見比べる行動が、一人でゲームをやっているときにはできなかった気持ちの切り替え行動ができるようになるので、中断がしやすくもなる。同じことをしたらすべてゲーム中毒やネット依存症が改善するとは限らないが、条件が揃えば無碍に禁止したり反対するより効果的な方法でもある。まぁないという状態を自然に作り出し、最初っからゲームなどやらせないのが一番かもしれないが、それは直後の切絵のエピソードのように却って渇望感を煽って、運が悪けりゃハマって泥沼になるということもあるので、ホントすべてを解決する方法なんてないんだけどねぇ。
 なんか天使の3Pでもそういう構造なのだが、身内にトラブルがあって外部からの刺激で改善したいという状況なのに、その助けが必要とする層は決してアニメなど見ないだろうになぁという。サザエさんドラえもんのようなゴールデンタイムならまだしも子供と一緒に視聴するという機会もあろうが、深夜アニメだからなぁ。
 なんかテキストに社会的な問題が込められていて、運良く自分がそれに気付ければ面白いとも感じるんだが、そういうので埋め尽くすと教育番組っぽくなるし、なければ薄っぺらくなるしでバランスが難しいんだろうな。