天使の3P 第3話

 お、だいぶ重い話になってきたな。
 なんかライヴを成功させることだけが彼女達の抱えている問題を解決するというわけでもないみたいに思ってしまったが、そのへんは思い込みに寄り添うってことなのかな。チラシも受け取ってもらえるという展開にするのだとは思うが、宣伝というものは結構難しくて、知ってもらわなくてはそもそも意味がないのではあるが、知ってもらったところでその先がなければ手にとってもらうこともないから、結構クリアするハードルは素材によっては段数も数も多かったりする。なんか小学生のクラスメイトに来てもらって解決なのか?という安直な解決方法が思い浮かんでくるが、それも下策だと思うしな。
 主人公がひきこもりという設定で、学校に行けなくなった理由はともかく、ひきこもりを外に連れ出すのは周囲の配慮だとか思いやりなどではなく、結局のところ当事者の興味をきっかけに自分から外に出るようなそういうきっかけのほうが重要だという視点はこれはなるほど。メールで呼び出されてそれで相手が誰かもわからず行動できてしまっているので、もともと症状は軽かったのだろうが、これはバランスの問題かな。重症状態だと話が動かなくなるので、こればかりはよい設定だなとは思った。