霊剣山2 第9話

 朱秦の自暴自棄ぶりは昔のドラマみたい。
 うーん、狙いが今一わからん。主人公が岳謦瑶と示し合わせて朱秦を煽ったということだし、これは乾元燃血功のことを霊剣山の上層部に知られても良いか、もしくはむしろ知らせて欲しいぐらいの目論見があるとしか言えん。
 あと朱秦は第1期だと普通のイケメン描写だったと思うのだが、前回今回と血筋を鼻にかける実力のないお坊ちゃん扱いなのもちょっと気になるなぁ。特に前回後先考えないで朱秦が行動してひどい目に遭ったのだから、彼はきっと反省なりしてるのかと思ったら全然成長してないし、そのへん七星門の年取ったオッサンどもが主人公の実績を目の当たりにして従ったのをみると、そこで朱秦を悪役にしますか…という戸惑いはある。それが血筋批判なのか、いや結局登場人物に悪いやつはいないという結末になるのかわからない。まぁそのへん主人公が公には禁じ手とされていることをやらせてるのだから、それが上から何のお咎めもなしにうまくいきましたという流れにはしないのはわかるので、そのへん物語上朱秦は踊らされたと見るべきではあるんだが。
 おでぶちゃんがまともに応対していると思ったら、操られていたゞけかというのは少しがっかり。というか、種明かしされるまでちょっとおかしいなぐらいにしか思ってなかった。よく考えてみればおでぶちゃんは大臣かなんかの息子であって、台詞に身分が釣り合わないとか言ってたからそこで気付くべきなんだけど…。まぁつくづく主人公は相手に何を与えれば喜ぶのかというのを良く知っているというか。普通に考えたら瑠璃仙を送って朱秦や王忠を救ったのは主人公だと思うんだけどね。いやまぁとはいっても七星門に攻められていたときは主人公も精一杯だったからそこまで気が回っているのかどうか時系列を確認しないとわかんないところではあるが。