彼女がフラグをおられたら 第4話

 恵の体操服が女子用な件について。
 あいかわらずエピソードの選択は今一なんだけど、萌えアニメ特有の馴れ合い描写よりはメインルート攻略の割合が大きいようでちょっと意外。主人公が悩みを打ち明ける先が人間でなくロボットなのは何か意図があるんだろうけど、選択の妙は感じても現段階ちょっとちぐはぐな感じがする。
 フラグだというから、てっきり物語に彩りを添えるフラグのことかと思ったら、ジャパニーズRPGのゲーム攻略におけるフラグなのね。メインキャラがパーティーとしてそれを意識しているのはOP・ED映像などでわかってたのだけど、物語のアウトラインがそうなっているとは思ってなかった。ならば世界の謎とかもフラグ自体も結局ゲームのエンディングを見るための通過儀礼でしかないとなるとなんかつまんないな。自分の感覚だとファミコン時代のRPGなんて、ゲームに仕込まれた謎を解き明かすためにやるもんじゃなくて、ゲームをクリアすることだけが目的であって、ゲーム内の世界の謎なんてそれに意味を持たせるための後付けのおためごかしにしか過ぎなかったわけで、世界の謎が良くできているというのはおまけに過ぎなかった。
 この作品もそういう昔ながらのジャパニーズRPGの構造を踏襲したテキストものだというのなら、その時点であんまり先の楽しみはないのかもという気はするし、逆にそういう構造を原作者は知っていてなお借りてまでテキスト作品にするんだから、いゝ意味で裏切ろうと普通はするよなと考えると、それほど悲観することもないのかもと思ってみたり。どっちにしろ多くを期待しないで視聴を続けたほうが吉だろう。