サイコパス 2 第7話

 ドミネーターの機能停止も行わないのは、確かにおかしいわな。
 鹿矛囲は飛行機事故の生き残りだったというお話。その彼がなぜシビュラシステムを壊そうとしているのかというところがミソなのかな。しかしまぁ確かにドミネーターで執行対象になりそうな人々を救っているわけで、鹿矛囲の行動に賛同しそうな人はたくさんいそうである。いや、なんか描かれている管理社会が現代日本のメタファーで、そういうのを壊してくれるかもという期待のもたせかたは面白い。シビュラの保身もそれっぽくて、でもまぁなんで朱は悪の枢軸の側に立つのかという構図も面白いというか。なんのかんのいってシビュラに選別されて下層に留め置かれている人々の恨みつらみは大きそうで、それがなんで執行対象者を増やさないのか不思議ではある。あと、厚生省の公安が絶大な権力を持っていそうなんだけど、それにしてもそれ以外の治安維持システムがめちゃくちゃなのがなんとも。これって普通の警察や軍組織が機能してないよね。