ソードアート・オンライン Ⅱ 第1話

 アスナの嫁っぷりに複雑なものが。
 いやまぁ前から視聴対象にというのはあったんだけど、友人からやはりそれなりによく出来ているという評を聞いて。やっぱ2クールものを視聴すると決めるにはちょっとした勇気が要るなぁ。
 この第1話を見るに、やはり前期と比較してしまうのだが、アインクラッド編のような、巻き込まれ感、キャラ全員一蓮托生みたいな切羽詰まった感覚がなくて、一歩引いたような感じで視聴してしまった。キリトが依頼を受けてネットゲームに潜入してトラブルを解決しようとするのだが、そのトラブルもゲームに近づかなきゃ避けられるものだし、そういうトラブルを解決することに意味を感じられないのが一つ。アインクラッド編は、確かにゲームにログインするのはプレーヤーの選択の一つだが、逃げられない羽目に陥るというところが、結局のところ人は生きている世界を選べない、その中で奮闘すべしという現実社会と一致しているところに共感を覚えたというのが大きいのかな。いや、江戸時代ならともかく、居住や職業選択の自由ってのはあるわけで、現実社会だってよくよく考えてみれば居場所の選択は結構自由度があるよという面もありはするので、それを表したとでもいうのならわからなくもない。いやまぁ上記の友人評のように、よく出来たテキストではあろうから、そういうところで引っかゝってはいても、そのうち没入してしまうんだろうけど。
 つい先日、ウェブマネーアワードだったか、その結果が出てたのだが、自分が投票した式姫の庭は残念ながら入賞していなかった(姉妹ゲームのかくりよの門は入賞してた)のだが、主要3賞ではない入賞にマビノギがあった。その投票理由にゲームを通じて結婚したというのがあって、このSAOを思い出した次第。というかマビノギって、料理とかできてしまうらしくて、そういうゲームだったのかとあらためて知った。以前中国旅行に行った際に、電車広告でマビノギのイラストを見て、フツーのMMOだろうという感覚しか持ってなかった。息の長いゲームだよね。
 で、仮想現実とリアル感覚の違いはデータ量の違いという投げかけはさすがに面白かった。そういう切り口があると視聴意識が違ってくるよね。