たまこまーけっと 第5話

 テコ入れ回?、のはずはないよなぁ。
 今回は商店街を離れて恋愛模様。みどりの態度からもち蔵が好きなのか、こいつ…と思いながら視聴してたのだが、そういやみどりはたまこが好きだったんだと途中で気付く始末。みどりがたまこを取られたくなくて、もち蔵に攻撃的だったのだが、途中でたまこが朴念仁で、もち蔵と一緒になることはないという安心感なのか、もち蔵もみどりも振り向いてもらえない共通の連帯感みたいなものを感じたのか、態度が軟化してた変化が面白かったというか。まぁ手の届かないってところをどう解釈するかだけど、「誰のものでもない」と「みんなのもの」というのは同義。いわゆるたまこはアイドルでもあり、巫女でもあり、極端だけど神でもあるという立ち位置。
 明治ぐらいまでの農村*1では婚姻は共同体内で行われることが普通であり、そういった意味ではもち蔵もみどりも無意識にそれに従っているだけなんだが、たまこはおそらく母が商店街外から迎え入れられた嫁のはず。その母の影響というか教育でおそらくたまこもあんこも共同体内で婚姻というか恋愛するという意識が希薄と考えるべきなのかな。まぁそのへんが商店街というかコミュニティに関連する事柄なのか?、いや考えすぎのような気もするが。

*1:細かいことを言えば、江戸時代の商人では政略結婚とか、優秀な人材を婿や養子として迎え入れていたそうだから、あまり共同体内のってのは関係なさそうだが。