日常 第23話

 桜井先生が弟の部屋から放り出される様子が可愛い。
 ちょっとおとなしめの回だったような気がする。そういやこの作品を見てバカ笑いすることがめっきりなくなったと思うんだが、もうスタッフがそういうのを目指していないというか、極力穏やかな描写にするって構成にしているのかな。世相を鑑みると将来に展望が持てるって感じぢゃないし、あるものは忙しさに押し流され、あるものは時代に置いてけぼりをくらわされていく現状で、もしかしたら視聴者が忘れてしまった、もしくは見落としがちな表情をちょっと誇張して描くことによって、人間の感情をしみじみ噛み締めさせるって、そういう目的なんだろうか。