GOSICK 第17話

 胡乱とはよく言ったものだが。
 巨大なマリア像のねたバラシが投げやりだったが、なにやらクライマックス的雰囲気。魔術がまやかしであり、科学が坮頭していく様子は語りだけながら当時の情勢も鑑みると感慨深いものがある。なるほど、それで真実を見抜くというギミックとして推理モノという形がとられていたのか。前エピソードでは錬金術を否定してたしな。
 なにやら巨大な権力あたりのほのめかしがあったが、今回は今回でこのような構造に気付けて腑に落ちるものがあって満足気味。まやかしの魔術を否定し、かといって科学を否定するとして、人間にとって何が必要というか大事なのだろうか?という問いかけが、いろいろ考えさせられるものがあったなぁ。