日本を脱出する企業家たち - さまざまなめりっと

 最近、ニュースサイト代わりに、はてなトップページからホットエントリーを捜しているんだけど、上記リンクをみつけて読んでみた。なんでこんなサイトにブックマークがたくさんつくのかと思ったんだけど、ブクマコメントを見ると、どうやら晒しあげの目的があった模様。なるほど。

http://twitter.com/fu4 藤野 英人 今日は企業経営者の集まりでの花見の会だったが話題の中心は海外にいつどのように移住するかという話。検討している段階ではなく実行の段階。Aさんはシンガポールに家族に4月から、とかBさんは香港にとか具体的に始まりつつある。みな日本の将来と民主党の政策に絶望して。 (2010/03/28 18:35:52) link
http://twitter.com/fu4 藤野 英人 子供の教育という面でも日本の中だけを考えて世界との競争をないことにしているような教育のあり方ではまずいと。海外への子弟の移住を考えている人が多かった。 (2010/03/28 18:40:16) link
http://twitter.com/fu4 藤野 英人 企業家同士は横のネットワークがかなりあるので、実際にどのような方法で海外に行くのか、海外でどのように仕事をするのか、子弟の教育をどうするのか、税金をどうするかについては真剣に話がされている。今後5年間位に海外で戦えるビジネスか能力があるか資産のある人は海外に流出する (2010/03/28 18:42:48) link
http://twitter.com/fu4 藤野 英人 地方の閉鎖性を嫌気して東京に若者や改革者が移動するうちにますます地方が依怙地で閉鎖的になっていったようにこのままではさらに日本全体の閉鎖性を嫌気して稼げる人や才能のある人が外に出ていってしまう。そうなれば日本そのものがどんどん閉鎖的で依怙地な国になっていく。 (2010/03/28 18:46:33) link
http://twitter.com/fu4 藤野 英人 日本人の機関投資家や年金資金が大幅に日本株の投資比率を引き下げている。だから今は一生懸命海外に営業をして海外から資金を引っ張っている。でもそういう資金の出し手を暖かく迎えるような雰囲気もない。 (2010/03/28 18:54:11) link
http://twitter.com/fu4 藤野 英人 資金の獲得は日本国内の付加価値の向上か海外からの資金を増やすかしかないはず。でも企業サイドをいじめてかつ海外からの資金をハゲタカとか言って斬って捨てたら、結局将来世代に借金をするという選択しかなくなる。国債の増発。 (2010/03/28 18:58:31) link
http://twitter.com/fu4 藤野 英人 37兆円しか税収がないのに90兆円も使っている。でもバブルのピークでさえ税収は60兆円程度。企業だったら大リストラが必要。公務員の給料を半減させるか人員を半分カットするか。 (2010/03/28 19:02:05) link
http://twitter.com/fu4 藤野 英人 もし公務員が半分首を斬られたら(実現可能性はゼロだけど)男性のなりたい職業No.1が公務員で、女性が結婚したい男性の職業No1が公務員という状況が一変する。どこにも安全、安定がないなら、みんなで知恵を絞り世界との大競争に目を向けていくのではないか。 (2010/03/28 19:04:30) link
http://twitter.com/fu4 藤野 英人 企業家の行動はそれはそれで正しい。彼らは政府に期待なんかしていない。政府が馬鹿だから自分たちの会社が潰れましたなんてなんの慰めにもならない。ベンチャー不況でも生き残っているのは見切りと決断力が早いから。でも生き残った強いベンチャーが国外に出ていったらどうなるの? (2010/03/28 19:15:15) link
http://twitter.com/fu4 藤野 英人 あなたはどうすると聞かれたが、私の専門はいいも悪いも日本のベンチャー企業や新興企業を応援する仕事だ。その意味ではタイタニックの船長とは言わないが乗組員でもある。自分がボートで脱出はできない。沈まないように知恵を絞るしかない。とはいえ現状に最適化するベンチャー企業家も止められない。 (2010/03/28 19:20:28) link
http://twitter.com/fu4 藤野 英人 とにかくこれからどう生きていくのか。自分の個人の幸せと社会的役割をどう両立するのか。自分の専門性をどのように未来に活かしていくのかを改めて考えている。 (2010/03/28 19:23:57) link

で、はてブのコメント集。

日本のベンチャーは奴隷商人か金貸しか無料ゲームでしょ。海外でても恥かくだけ。所詮搾取する仕組みを作るだけ日本の企業家は。社会がよくなる仕組みを作るぞという意気込みがないと世界では通用しない。


『バブルのピークでさえ税収は60兆円程度』……('A`)


自民の金持ち優遇政策で美味しいところを食ってた連中が海外脱出か。いいんじゃないの。


海外脱出組みは山師が多いからなぁ。


絶望して逃亡するような知恵の足りない成金が国外へ出ると市場に空きができるね。地方は閉鎖的ではなく都会では無いだけ。人も金も無い地方に首都圏並みの待遇を要求するアホが多くて困る。


今まで自民の金持ち優遇政策で美味しい思いをしていた、この手のクズ企業家が民主党を叩けば叩くほど、民主党政権交代した事は一般庶民にとって良い事であると実感できる。


来る人もいれば出て良く人もいる、それだけの話のはずなんだけど。実際は、来るなら来るで大騒ぎ、出るなら出るで大騒ぎ、色々世間はうるさいもんだ。


孫氏なら、simカード論争で、「こっちの言う事を聞かないなら、本社機能をシンガポールに移転するぞ」と脅しそう。


社会全体に欠けていることは自分たちが思っている程、稼げていないことを自覚していないこと。昔の勝ちパターンはとうの昔に米国やアジア諸国に真似られている。バレーボールの凋落を知らないわけでもあるまいに。


そんなに恨みがましく書かなくても、出ていきたいならさっさと出ていけばいいのに。自分が最も有利に生活できる国に次々と移転して行くって、別にそんな悪いことでもないでしょうに。


金の為に出て行きたい人は出て行けばいいと思います。その上で、日本に残った日本を何とかしたい人達で日本を変えていきましょう。


ブクマに「オレは日本にしかいられないけど、これでいいんだ、これでいいって言ってくれ」的なやつが多数湧いていて笑えた。


日本の起業家なんて、所詮、GoogleもMSもYahooもFacebooktwitterも生み出せなかった連中だから、出て行ってもたいして困らない。それより、産業を創造できる起業家を世界から呼び込めるような政治じゃないことが問題。


うちの夫婦も昨夜「子供をどうやって海外に逃がすかねえ」「俺らは海外にいつ出るかねえ」と相談していたところだった。健全な方向に日本全体が進み始めている。


トヨタが今回のリーマンショックを乗り切れたのは、派遣切りなどで日本の工場が一番生産調整がしやすくて、そこで世界中の工場の過剰生産分を日本で調整できたから、という説もあるのだが……。


俺は脱出したんじゃなくて、帰れないんだ!!


コンサル風情が何を言っても妄言。馬券の予想屋が競馬業界について「私は船長とは言わないが乗組員でもある」とかぬかして業界の方向性に意見してるようなもんです。


結構な事だ。そのかわり連合赤軍みたいに落ち目になったからとのこのこ日本に帰ってきてブザマな姿を晒すのはやめてくれ。


それ「企業経営者」じゃなくて「投資家」の間違いじゃね?遠距離恋愛ならぬ遠距離経営って民主党政権より遥かに高リスクだよ。あとシンガポールは知らないけど香港に関しては反社・反市が多いイメージはある。


いいんじゃないのかな、出ていけば。外に天国が待ってると信じられる時点でお花畑の住人なんだろうし


海外に出られる人が羨ましいです。でも、その中で海外でやってける人ってどれくらいいるの? 結局は日本のビジネスで稼いだお金をシンガポールや香港で蕩尽しているイメージ。あるいは反社の貯金箱とか。


一方、ブラック企業や仕事第一主義に辟易した労働者の側でも日本脱出の機運が高まっていた


はやくでてってくれねーかな 日本が駄目なのは政治が駄目なのと国民が駄目だから 淘汰が足りないんだよ


企業が脱出するとかいう人みたいだけど、自分は脱出しないのね。企業なんだから、別に国にとどまる必要も義務もないと思うよ。


民主党の政策に絶望してとか言ってる時点で大した起業家とは思えない。自民党時代は良かったの?変化の時代にチャンスを見つけられないの?資本家ばかり保護されないとダメなの?


はてブのコメントに納得した。出るなら出て行けばいいと思うけど、都合のいい時だけ都合のいいところに寄生するのは、それはそれでどうかと思う。


民主党政権交代したくらいで日本を脱出するような企業経営者なんて、海外でも成功するとは思えないけど…


よくわかんね、今ある会社を畳んで海外でまた会社を作るの?会社はそのままで海外で暮らすの?投資とかで食ってける分の金を稼いだんでトンズラするの?/まあ底辺の俺には無縁の話、うらやましいうらやましい


「ここは駄目だ」みたいな消去法を繰り返してると、いつか選択肢が無くなるって先生が言ってたのを思い出した。出て行く分には問題ないと思うけどね。


そんな後ろ向きな企業家は出ていってくれ。もうすぐ日本人労働者が海外の外国人企業家のもとて稼ぎ、その外貨で日本が潤う時代が来んだから。その方がメリットも大きいし何より前向き!


日本を出ていく人のことではなく、残った人のことを考える方がいろいろと建設的だと常々思う。帰属にこだわらずに合理的な生活圏を渡り歩く、それもまたグローバリゼーション社会のあり方なんだろうし。


出ていく、出ていくって言っている人は知ってるが、10年たってもいるよw


「行くよ?」「マジで行っちゃうよ!?」さようなら、向こうでも頑張って、としか言えないです。


長者番付がなくなって数年、やつらが日本でしか通用しない商売だということが見えにくくなった。本当に貴重な人材は長者になれない。

 結構冷静な意見が多くてワロタ。
 で、この人のプロフをググって、こういう意見なのも納得。要するに日本人のハゲタカなんだろうと。

藤野英人
(ふじのひでと)
レオス・キャピタルワークス代表取締役


1966年、富山県生まれ。90年早稲田大学法学部を卒業。野村投資顧問を経て、96年ジャーデン・フレミング投信・投資顧問(現JPモルガン・フレミング・アセット・マネジメント)に入社。中小型株のファンドの運用に携わり、抜群の運用成績を残した。2000年にゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント・ジャパン・リミテッドに入社、中小型・成長株ファンドの運用にあたる。2003年8月レオス・キャピタルワークスを設立、代表取締役に就任、現在に至る。著書には『伸びる会社・ダメな会社の法則』(講談社)などがある。明治大学早稲田大学の非常勤講師も勤める。


※プロフィールは対談公開時(2009年07月)のものです。


 うーん、http://tw2htn.appspot.com/を使ってみたけど、あんまり上手く引用できない。どうすりゃいいんだ。