学園長はライカの正体を知っていそうだが。
2話3話の密度に比べたら、ちょっとあっさり目。ライカ絡みの陰謀みたいなものの導入部と、ちょっとしたインターミッション。フォロンが駆け出しの若造でいろいろ未熟なところがあるみたいだけど、どういう意図があるのかよくわかんない。前期のフォロンは物腰が穏やかであれど、今回のように芯があやふやって感じでもなかったような気がするので、コーティとの二人三脚で成長していく様を表現しているのだろう。コーティを戦わせたくないというフォロンの思いは、確かに心優しい若者のそれで、で、戦うことが救うことにも繋がるといったコーティのお説教がまだわかっていなかった頃という設定か。
我ながら燃費の悪い感想だなあ・・・と思いつつも、やっぱりポリフォニカは面白い - エネルギー吸収と発散さんとこで、いやに熱が入っているようだったので視聴してみると、ちょっと肩透かしを食らったみたい。自分的2ndQ2009新番チェック - カタログ落ちには、続ポリフォニカは今期一押し!といった期待作という感じでもなかったのだが、かといって大外しもないだろうと踏んでいただけに、割とストーリーのグレードが下がらないので嬉しい限り。
そうそう、前に書いたのかどうか忘れたが、前作でユフィンリーが経営していたのが派遣会社なんだよな。今巷間で流行っている、独自スキルを要求しない使い捨て労働者を供給するってヤツじゃなくって、ちゃんと神曲という技を持っている技能者がその能力を活かして仕事をするってヤツ。しかし、やってることは何でも屋だったような気が。理想的な派遣のあり方とはっ!って主張でもなかったのだけど、そもそも派遣というのはそれ相応の能力を持った人間が、市井の人たちを助けるために奔走するべきって肩肘張らないモノを示していたんだよな…。それで喰っていけんのかと思うほどに低報酬っぽかったけど。
でも高報酬の仕事を請け負うのなら、当然他人をないがしろにしてまでも効率優先だったり、大きな仕事でストレスも多く、より社会への悪影響も大きそうだけど、本来人間は高望みすべきでなく、身の丈にあった慎ましやかな願いを少しずつ追い求めて、社会負荷の低い暮らしをしましょうってのは今となってみればなるほどなと思うものであったりする。それがフォロンの思いに繋がっているってのもなかなかだわな。