機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第11話「ダブルオーの声」

 熊は生きてました。っつーか、そのスポーツ新聞みたいなノリやめろってば。
 やっぱスカウトされた新入りはイノベーターで、スパイだったらしい。いや、単にイノベーターではあるかもしれないが、スパイではないという流れなのか?。今回は危機を意図的に作り出して戦乱の展開にしたという雰囲気だが…。
 衛星兵器を叩くのを見越しての待ち伏せかと思ったら、どうもそうではないっぽいな。しかし宣戦布告をしてもされてもないのに、中東の首都の中枢機能をまるごと消滅とか、話し合いどころでもないわな。しかし、人の命が軽い軽い。意図的に軽くしているのかと思ったら、ルイスの部隊長の死は余韻を残すしで、いくら暴力が暴力を呼ぶ連鎖の悲しさを描くにしても、どこに力点を置いているのかわかんなくて迷う。
 で、ガンダムにオプションをつけてパワーアップ、さらにトランザムというアフターバーナーかまして、戦場のキャラの意識が溶け込むって何よ。衛星兵器の攻撃のときもドーピングキャラには何か通じるものがあったようだが、今回は沙慈やルイスという平凡な人間にもそれがあわられた。発動状態からピンときており、高エネルギー兵器が大量破壊状態をもたらしてからのものではないので、これもなんの記号・もしくはメタファーなのか読めないな。
 ちょっと気になって視聴率を探してみたんですが、4%台なのな。SEEDシリーズが5〜6%で、勢いのあるときは7%台もあったようだけど、このセカンドシーズンは今一っぽい。それでも第1期は5%近くはあったようだ。
 世界の構造を示すには機会として悪くは無いけどパフォーマンスが落ちているようだし、人間ドラマがちょっと最近アレなので、もうちょっとがんばって欲しいと思うんだけど、脚本はもうほとんど出来上がっているだろうしな。コードギアスのようにジェットコースター的展開でなくてもいいんだけど、なんか話が水で薄まっているようなイメージをどうしても受けてしまう。ガンダムブランドも神通力がなくなってきたということか。