魔法少女リリカルなのはA’s 第13話「スタンバイ・レディ」

 をーなのか。
 キレイに終わっちゃいましたね。なんかはやてとベルカの騎士たちを救って誰もがハッピーという安直な結末を嫌っていたので、なるほどこれならと感心しました。むしろ夜天の書も救ってやれよと思ってしまったぐらい。前回の単調さがウソのように構成が錬られているなぁと感じました。事件解決後に静かに日常に戻っていくところとか、視聴者の感情も抑制しながら話が折りたたまれていきます。うーん、みんな嘱託かよ。
 フェイトの「大きな力に引かれて悲しいことが連鎖していく」という言葉に、やっぱり闇の書も人間の飽くなき欲望を描く側面があったのだと気が付いた次第。今回は露悪的ではなかったために背景化しておりましたがこれについては私ももうちょっと考えてみたいとは思います。というかもうちょっと余韻に浸らせて下さい。
 6年後にしてしまっている訳ですが、もう続編はないんだろうか?。またねの文字はありましたのでどちらでも対応が出来るようにしてあるみたいですが。自分としては無印のときに、ジュエルシード捜しの小さなエピソードの積み重ね(+背景としてのフェイトの大きな物語とその決着はあるにしても)を期待していただけに、短編でのお披露目はあるかもしれませんが。もしかすると次はゲームという展開かもしれんですね。小学生目当ての顧客層は切り捨てることになりますが。というより、ちぅがくせいのなのは達の絵には原画の愛が感じられませんでした。でも仮にどんな形で続編があろうと、もうちょっと生々しい事件がみられるのかも。え、やっぱりこれで打ち止め?。とにかくスタッフはお疲れ様でした。