魔法少女リリカルなのはA’s 第11話「聖夜の贈り物」

 ずるいよ〜。
 てっきりフェイトがはやてに説得コマンド連打する回だと思ったのに〜。というわけで、今回はその予想の裏切りが嬉しい回でした。たぶん回顧すると問題も多いのですが、初めに頭を殴られてふらふらしているうちに物語が進んでいったので、悔しいのですがスタッフの手の平で遊ばれてしまうことに。
 ただフェイトの描写にくらべてはやての描写は物足りないかな。はやてにも“そうありたかった自分”に対する説明が欲しいといったところ。フェイトだけの描写にしたのは時間が足りなかったということなんでしょうが、管理者として目覚めるためにいろいろパスしとかなければならない件が他にもありますので…。ほら、やっぱりはやての目の前で猫がなのはとフェイトに化けて、ヴォルケンリッターを潰す描写は要らなかったじゃない?。
 戦いは単調。ここにきて戦う必要はなくなっているんでしょうね。正直暴走が止まりましたということがわかるだけで良いでしょうし。はやてと協力する場面が見せたいのかな?。この分だと最終話の第13話は無印と同じように後片付けの回になろうから、ヴォルケンリッター回生の理屈付けもなされたことだし、闇の書とあわせて全員と仲良しエンドで終わりかな?。次回は暴走を止めるためとはいえ、戦いの場面を描きたいからのお話かもしれず、ただそれだけだったら見る価値はないと自分は思いますし、ここ数回の目くらましからいうともうひとひねりはしてくるとは思います。そのための艦載兵器をネタとして埋めていたのでしょうし。
 バルディッシュの形態変化なんですが、剣になっていましたよね?。うーん、杖が知恵の象徴*1、鎌が収穫の象徴だと思うのでそこは崩して欲しくなかったような気が。いや、レイジングハートにしたってとっくに弓(間接投射兵器)に代わってしまっていた訳ですが。

*1:年月の経った古木を使うのは多分長年の(知識の)積み重ねということだと思うのですが。