天体のメソッド 第9話

 なんのかんの言って、プラネタリウムがよく見えるだけの仕掛けになっていたのが何気に感心。
 なんと円盤を呼んだ元凶が汐音だったという衝撃。でもっていきなり引越しの準備とか。おそらく汐音は彼女自身を罰するためと、願いが叶ったら円盤はいなくなるというのでそれを避けるためのことだと思われるが、なんとも青臭いというか。
 なんか難しいのだが、キャラが中学生で、じゃぁターゲット層もそうなんだろうか?と思うと、それもちょっと違うかなとは思うので、そのへんどう考えるべきか。いやもちろんターゲット層がモロ大人というのも違う話で、しかし、やはりキャラが中学生にしてあるのは視聴対象は年齢層高めではあって、年齢が大きいが故の、それまでに経験している社会のしがらみや純粋なだけではいられない状態を、一旦除去して中学生と同じ感覚に戻ってもらって、人間関係についての提示を行っているとみるべきで、しかし、その考えるための前提条件であるところの一つのテストケースとしては、最初に提示されるものがあまりにも隠されすぎていて、視聴者として何をどう考えたらよいのかそりゃ戸惑うわなといった感じ。情報を小出しにすることによることの、こうだんだん霧が晴れていくような面白さは確かにあるんだけど、まさか霧が晴れて現れたのが枯れ尾花だったらどうなのよというところはあるが、あんまり小難しいものにしたところでついてくる視聴者も追っかけて損したということになりかねないし、ますますもってしんどい仕事をえらんでやってるかなといった印象。