SHIROBAKO 第21話

 なんか主人公が動いてなんとか仕事が順調に進んでいくの巻。
 最終回までにもう一波乱ありそうではあるが、さすがに今製作しているアニメは無事に完成するという流れだろうし、今更ドタバタもないかな。
 そういや今気付いたんだけど、企業としてこれだけブラック臭が漂うのに悲惨さが見られないのは、よくよく考えたら良質の仕事を引っ張ってきてるからなんだろうな。ネットでよく見るデスマとか、大抵クソ営業が客本位の利益に繋がらない案件を拾ってきて現場が荒れるってパターンだしな。で、自分の経験からも割と客の良し悪しでの仕事の荒れ具合が決まるので納得といったところ。自分も若い頃にはわからなかったが、払うべきものを払わない客にはちゃんと断るか、値段なりの仕上がりにしないとダメなんだわさ。逆にちゃんと払うべきものを払う客にはちょっとした工夫を込めてもわかってくれるし、それは次の上質な仕事に繋がるんで、採算は度外視しないが真剣に取り組むべきものではあるんだよね。ほんでもってその辺を理解してない管理職は百害あって一利なしというか。で、主人公を見てると、彼女の仕事こそマネジメントの基本なのかなとは思う。そしてその基本すらできてない日本の経営層ってなんなの?という。そういう連中ってやたら自民盗の作る有識者会議で生産性がどうのこうの言ってるけど、日本の全業種の中で一番生産性が低いというか、マイナスに振り切ってるのが経営層のマネジメント能力なんだけどな。