英雄の扱いが極端だなぁ。
皇帝の遺体がすんなり手に入ったのはよいが、チャイカゞ皇帝の遺産とやらが気になって単独行動。大枠において大きな物語の範疇ではあるんだけど、普通自分の秘密に迫るのは、むしろそう誘導されるのがパターンだったはず。が、なぜかチャイカの内発的な動機で寄り道（物語的には全然寄道ではないのだが）をするという。もちろん視聴者はそれが唐突に感じられるはずで、それをトールに「おまえの目的は遺体収集ではなかったのか」と代弁させるという構造。
まぁどう考えても白チャイカゞ遺体をコンプして弔ってメデタシとなるはずもなく、視聴者としてもその前にあると思われる一悶着（二悶着かも）に期待せざるを得ないわけだが、正直自分はチャイカの秘密だとかそんなのよりは、不況時のトールのような才能を持て余している連中の生き様のほうに興味があるわけで、そのへんちょっと今回は話運びが雑だと感じてしまった。
