ワルキューレ ロマンツェ 第10話

 大会が始まって、リサが脱落。
 という流れ。貴弘が誰のベグライターになるのかはまだ明かさないというもったいづけ。ヒロインズが揃いに揃って頼みに来たときに誰かを指定するのかと思ったのだが、そうではなかった。最初に名前を呼んだ()時点で、それが決まりかと思えば違うし、最后に呼んだヒロインのベグライターになるのか?と思えばそれも違っていて、この引き伸ばしっぷりがもうなんとも。いや、ヒロインズの誰かじゃなく、スィーリアの兄のベグライターになるんじゃね?。
 リサとフィオナのつながり描写がこれまた安っぽかったなぁ。やはりリサが一人ぼっちで悶々としていたという時期の描写があまりに足りないし、フィオナの孤独っぷりもそうなので、この程度になるんだったらいっそのこと省けばよかったんじゃなかろうか。むしろアスコット家のほうが昔からありそうな構図なんだが、この作品ならではというものでなくても、そういうフォーマットをなぞるだけならそれほど出来は悪くなかったので、それでもこのオトモダチごっこを入れなきゃならないと判断した理由だよな。視聴者はこういうのに植えているとでも思ってるんだろうか?。おそらく原作ではこの部分にリソースを割いているはずなんで、もったいない話だと思うがなぁ。
 しかしなんだな、建物の配置というか、その稠密感がヨーロッパの風景そのものなんだろうなと思わされる。いや、自分はヨーロッパに行った経験は無いんだけど、日本のような低い家屋が基本の背景とはやはり雰囲気が違うんだよな。かといって日本の都会のビル群による無機的な圧倒感ってわけでもないし、ヘンなところにこだわりを感じるというか。
 っつーか、リサが試合に出かけたあとのフィオナとササミのかけあい、あれ、一人芝居なのな。