キレイな能美。
結末は大体予想の範疇に収まってたんだけど、驚きがなかったわけでもなかったかな。終盤での活躍はチユリということになるような気がする。彼女の能力が時間を巻戻すってのがなんかいろいろ考えてしまう。第一にハルユキの飛行アビリティを取り戻すためにひねり出されたような印象があって、いろいろこの世界のルール的にそれはどーなん？ってツッコみがいろいろ頭に浮かんでくる。但し、チユリが自分の能力に対して深く考えたこと、それに思い至って彼女がタクムやハルユキたちにできる最善のことを貫き通したことを考えると、やはりそれはドラマ的に評価できる事柄ではあるんだよね。
チップがバーストリンクプログラムを消去すると脳髄液に溶け込んで、それまでの記憶と共に消去されるってのもオカルトだよな。能美が退行してしまったように見えちゃうんで、現実の記憶も巻き込んじゃうのかなと思うと、今一腑に落ちないってところ。能美がリアルで犯罪者として放逐されないための仕立てってのもわかるんだけど、これはいずれレヴェル10になり、すべてのバーストリンクプログラムが消去されたときの「別れ」を暗示しているような気がしないでもない。まぁ黒雪姫とハルユキがプログラム消去の末でも互いに絆は保たれたまゝって例外にしちゃって感動の〆にするんじゃないかとも思われるんだけどね。まぁ現段階では深く考えないほうが楽しめちゃうんだろうね。ハルユキの覗き要素も結局黒雪姫によるチートで解決ってのもちょっと脱力。能美を放逐しないんだったら当然このような流れにすべきなんだろうけど、それだったら最初から覗き云々の要素は入れなきゃよいだけのことだとは思う。思うんだけど、ハルユキに重圧をかけるための要素ではあるので、まぁやはり必要なことだったんだろうと思わざるを得ない。
スカイ・レイカーとの和解？もオマケ要素だねぇ。こういうシーンを持ってくるんだったら黒雪姫とのつながりをもっと描いて欲しいとも思うんだが、自分的にはこのように、会わないまでもずっと求め合うものがあり、なんらかのきっかけで迸る激情と共に事態が一気に進むってのもアリだとは思っている。しかし、黒雪姫の名前がさっちゃんで示されるものってのが収穫とは。幸恵だとかもあるだろうけど、おそらく幸子あたりが第1候補だろう。必要だと言ってたから、ネガ･ネビュラスに加入か？。となると、なんか自動的にアッシュ・ローラーあたりも仲間に入りそうだな。というか、もう他のレギオンに入ってそうだが。
ラストの何シーンかで、新顔が見られたからおそらく続編はありそうな雰囲気。続編はないが原作は続いているから、人気あるキャラを1シーンでも出してみましたって感じではなさそう。でも続編を作るんだったら1クールってのは、今期2クールだったということを考えるとバランスが悪いんで、考えにくい…が、さすがにそれは予算の影響が第1なんでなんとも言えないけど…んで、それなりのものを詰め込んでくるのかな？。まぁとりあえず最終回としての感想はこゝまで。
