ちはやふる2 第10話

 うーん、こゝに来て揺さぶるねぇ。
 しかし、こういう流れのほうがイケイケドンドンより深みがあるような気がするワナ。太一は新に嫉妬しているようにしか見えないんだが、それが単に千早を独占したいってのだけじゃなくて、何重にも理由が組み合わされている模様。
 驚くのはヒキの肉まんくんの駒野要らない宣言なんだが、腰が引けた筑波を出す理由がわかんないな。一番弱いものをメムバーに据えることによって、他のメムバーがそいつを守ろうとしていつも以上の力を出そうとするという効果を狙っているんだろうかとも思う。いつものメムバーで出ちゃうと、馴れ合って想定外の事態に遭ったとき、非難合戦になるってこともあるしな。トーナメントだからおそらく一試合ごとにメムバー変更は可能で、駒野がいつまでも出ないってこともないだろうと思うしな。おそらく理由は次回、視聴者に納得のいく形で示されると思うんで、こうやってあれこれ考えるのを楽しむのが吉だろう。
 今回の対戦相手の見せ方、なかなか面白かった。クイズが主と考えて実はかるたに魅せられていたという生徒を主に据え、それに注目させて他は雑魚であったとか、拍子抜けというか脱力した。千早の、思いっきり息も吐いてから吸うという呼吸の描写も場面転換のイメージ作りに貢献していたし、全体を見渡すと地味なんだけど、見所はところどころに散りばめられていて楽しめる。