IS 第12話

 まぁこんなもんか。
 思春期にありがちな悩みをうまくランディングして終わったってことか。こうやって終わってみると成長モノとしてはよくできているんだけど、キレイにまとまりすぎているというか、外的要因が物語のために動いてしまっていてなんともっていった感じだ。それほど世間は個人的事情に頓着しないとは思うんだが、そうはいっても成長期には気にして欲しいもんなんだろうな。
 というわけで、終わってみれば観念的にはよく出来ていたような気がする。自分的にはロボットものは勘弁っていったトコなんだけど、基本搭乗機の動きは現行機のリアリティにロボット的なものを付加したものであって、航空機のドッグファイトを見ている感じがした。むしろ今までのロボットものって、やはり人間の動作をネタに示したいものがあるからそうしているんであって、それには意味があるんだろうけど、自分的にはこのような描写のほうがしっくりくる。
 こうやって振り返ってみれば、ラスト数話の出来がよかったから好印象なんだけど、じゃぁそれまでの話ってのがマズかったか?といえば、ラストに至るまでの準備段階になっているわけで、なるほど構成としてよく出来ているんだなと気付いた。脇役も意味なく出てるんじゃなくて、ちゃんと過不足なく修飾してたしな。着ぐるみの女の子とかよくできているだろ。まぁ構造としてはともかく、構成の勝利だな。
 というわけで、見終ってみれば後味はスッキリ。でもアニメとしての続編は作りにくそうだし、実際に作るつもりもないのかな。原作は何を意図してるのかちょっと気になった。おもろ。




追記 続編あるっぽい。早けりゃ7月からなのかね?。あるサイトの※見たら原作のストーリーが叩かれてゝワロタ。ストパンに似ている*1と思ったんだけど、アレはネウロイという敵が2期に明確になったからな〜。そういうのが無いとちょっと厳しい。

*1:むしろ自分的には類似作品としてスカガ(スカイガールズ)を最初に思い浮かべた。