ヨルムンガンド 第15話

 隊員は殺さないと思っていたのだが。
 しかし、身内にも犠牲がないと締まらないんだよな。で、よくよく考えてみるとヘックスの作戦行動ってやっぱ間違いだろ。己の嗜虐心を満たさんがためのものでしかなくってやれ正義だの愛国心だのと言われましても。
 CIAもよくわからんな。武器商人を踊らせて自分に都合よく使い倒そうというハラだったらしいが、その手段が脅しだもんな。視聴者にはコヽ達を正義側に見せているので、その分割り引かなくちゃならないんだけど、まさに暴力で押さえ込むってのは合衆国らしい。たゞ、そういうやり方が暴力の連鎖を生んでいるのもまた確かで、世界は大戦が起こらないような方向性にしょぼくれていっているというのに、なんだかなぁ。そういう意味で世界の構造をうまく示しているとは思うな。
 今回はなんともお涙頂戴的演出でちょっとらしくないような気がしたが、これが1つの転回点なんだろうなと思ってみる。